春季高校野球九州大会は龍谷高校が優勝、選手の活躍を振り返る

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 春季高校野球の九州大会は決勝戦が行われ、佐賀の龍谷高校が九産大九州に勝利し優勝した。今大会の選手の活躍を振り返る。

即戦力は

 昨年の春季九州大会には、大分の佐野皓大投手や、西日本短大付の小野郁投手などが出場し、150km/hの速球で話題となった。しかし今大会は、特に投手については球速で話題になる投手や、プロのスカウトが押し掛けるような注目選手はいなかった。

 スラッガー候補では、九州国際大付の山本武白志選手が3試合連続ホームランを放ち、ドラフトでの指名を意識できる活躍を見せた。ただし福岡大会では不調だった事もあり、夏の大会でこの調子を維持し、さらに上回れるかがカギとなりそうだ。

 福岡工大城東の江良佑介選手は決勝打を記録するなど活躍を見せた。遊撃手の守備でも注目をされているだけに、打撃でもアピールしたい。神村学園の山本卓弥選手は結果を残せずに敗退。2年生時のセンバツでホームランを放ったが、今年のセンバツそして今大会も結果を残せなかった。

 全体的に今年のドラフト会議を意識できる選手は少なかった。

 

将来的に

 将来的にみると、九産大九州の岩田将貴投手がエースの貫録をつけている。準決勝、決勝では疲労を考慮しリリーフでの登板となったが、左のサイドスローとして、将来、名前が挙がってくる投手になりそう。

 また2年生の興南・比屋根雅也投手が福岡工大城東戦で延長12回を投げ18奪三振を記録、今年の夏も期待でき、来年は大活躍を見せるかもしれない。佐賀商の捕手で2年生の野中翔太選手は、九産大九州戦で5打数4安打1打点を記録、183cmの大型捕手として来年注目となりそうだ。

 プロのスカウトも、今年の九州の高校生は即戦力よりも将来性と話している。大分商の森下暢仁投手や中部商の前田敬太投手など注目の選手はほかにもいるが、今年は昨年のようにドラフト会議で九州の高校生がバンバン指名されることはなさそうだ。むしろ、小野郁投手、佐野皓大投手、清水優心捕手、古沢勝吾選手、笠谷俊介投手などが指名された昨年が凄かったのだろう。

2015年度-九州のドラフト候補リスト

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