高校野球宮崎大会では、宮崎学園の本格派右腕・横山楓投手が救援で登板し、最速144km/hの速球で無失点ピッチングを見せた。虫垂炎を発症して入院し14日に退院したばかりだったという。
病み上がり
横山楓投手は180cmの体があり、最速147km/hといわれる速球を投げる。今年5月の招待試合では県岐阜商の高橋純平投手と投げ合い、敗れはしたものの9回2失点11奪三振と好投を見せている。
その横山投手だが、7月6日に腹痛を訴えると虫垂炎と診断され緊急入院し、医者からは手術を勧められたものの薬で散らす処置を選択し、14日に退院したばかりだった。体重が5kg減っていたようでこの日も先発ではなかったが、先発の2年生投手が4回1アウト満塁のピンチを迎えるとマウンドに登り、2者を抑えて無失点で切り抜けた。
その後は安定したピッチングを見せると、延長11回までの7回2/3を投げて3安打5奪三振無失点、チームのサヨナラ勝利に大きく貢献した。
中日、東京ヤクルト、福岡ソフトバンクのスカウトが視察
その横山投手に、この日は福岡ソフトバンク、中日、東京ヤクルトの3球団のスカウトが視察し、中日の三瀬スカウトは「上からあれだけ角度を付けられる投手は少ない。バランスも良い」と評価した。
横山投手は既に大学進学を希望していることを表明している(宮崎学園の147km/h右腕・横山楓投手、大学進学を希望 )。それでも3球団のスカウトが姿を見せているという事は、まだプロ入りの可能性もあるのかもしれない。この3球団のスカウトが粘り強くマークし、プロ志望まで持ってきてドラフトで獲得できるという事があれば、将来は大きな成果となるかもしれない。
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