東海大相模・吉田凌投手が3安打完封、9球団20人スカウト視察し西武は5人態勢で視察

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 東海大相模の吉田凌投手が5回戦の相洋戦で先発し、3安打9奪三振で完封した。埼玉西武が5人態勢で視察するなどプロの注目度は高い。

最速140km/hも

 吉田凌投手は昨年は最速151km/hを記録し、神奈川大会決勝では高校生では打てないと評されたスライダーで20奪三振を記録した。この日は最速は140km/h、それでも「ストレートで空振りが奪えた」と話す通り、その速球を軸に9つの三振を奪い、3安打9奪三振で完封した。

 やはり昨年のような球速が出ないのは歯がゆい思いもしているとは思うが、目指す所は速い投手というよりも打たれない投手という事、そういう意味ではしっかりと成長を見せている。視察した北海道日本ハムの大渕スカウトディレクターも「速ければよいという意識でやっていないと思う」と見ている。

 

9球団20人スカウト

 この日は9球団20人のスカウトが視察、北海道日本ハム以外にも埼玉西武は渡辺シニアディレクター以下5人態勢で視察を行った。渡辺SDは「去年のいい頃に近づいている。技術的な所がかみ合えば球速は戻る」と、プロで指導をすれば151km/hの投球ができると自信を示した。

 門馬監督も「ストライクだけでなく、ボール球も良いボールを投げるようになった。もっと良くなると思う」と話す。球速が戻るまではいかなかったが、投球全体のレベルアップができ、高校1年で149km/hを記録した吉田投手は、最後の夏を精いっぱい投げる。

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自分のため、そして小笠原のためにも1人で投げきった。東海大相模のドラフト候補右腕・吉田が迎えた最大のピンチは、2―0の7回だ。安打と四球で無死一、二塁。ここで、前日に7回参考ながら12奪三振で完封した背番号1の左腕・小笠原がブルペンで投球練習を始めた。

 「(小笠原は)きのうの投球で疲れていると思うし、自分1人でゼロに抑えたかった」。気合を入れ直した背番号11は、後続の3人を打ち取ると、8、9回は3者凡退に仕留めた。3安打9奪三振での完封。今大会13回を投げていまだ無失点だ。

10球団のスカウトが集結。最速は140キロと自己最速151キロには遠く及ばないが、日本ハム・大渕スカウトディレクターは「速ければよいという意識でやっていないと思う」と潜在能力の高さに目を見張っていた。

吉田、スカウト20人の前で完封 スポーツ報知紙面 2015/7/23

 

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