センバツ大会準決勝、大阪桐蔭vs秀岳館の試合は投手戦となり、徳山壮磨投手が完投して大阪桐蔭が2-1で勝利した。阪神スカウトも注目している。
阪神スカウトも注目
大阪桐蔭の徳山壮磨投手は前日の東海大福岡戦でも先発し、9回5安打10奪三振2失点で完投している。連投となったこの日も、ストレートは140キロ前後を記録、最速は145キロで力のある投球を見せた。
真っすぐはやや動き右バッターのインコースに食い込む、スライダーもタイミングを外し抑えていく。9回を投げて7安打4奪三振1死球で1失点完投、打たせて取る投球でスタミナも抜群だった。
阪神の畑山チーフスカウトは「大阪桐蔭の徳山君は履正社の竹田君同様に試合を作れる投球ができる右腕と見ている。この日の最速は145キロと聞いたが、真っすぐのスピードが夏までにどれだけ上がるか楽しみです」と話し、ストレートがさらに伸びればドラフト候補になると評価している。
決勝は履正社との大阪のライバル対決
決勝は履正社との対戦となった。昨年秋も大阪大会準決勝で対戦しているが、この時は徳山壮磨投手、履正社・竹田祐投手の両エースが投げ合ったが、徳山投手は安田尚憲に3ランホームランを浴びるなどして7-4で履正社が勝利、履正社は明治神宮大会で優勝をしている。
共に試合を作れるエース同士の投げ合いが予想されるが、履正社にリベンジを果たせるか注目したい。
川端投手は1回2/3をノーヒット4奪三振
今大会でプロ関係者に大きく注目されるようになった川端健斗投手は、この日は8回途中からリリーフで登板すると、前日に完投しており球速は130キロ台だったが、伸びのあるストレートと鋭いスライダーで、打者5人から4つの三振を奪った。
勢いのある高めの真っすぐは、強打の大阪桐蔭打線からも空振りを奪った。今大会屈指の投手は甲子園を去るが、これから夏にかけてプロのスカウトも注目する投手となる。プロ志望をすればドラフト会議で指名されるだろう。川端投手にとって大きな大会となったと思う。
「大阪桐蔭の徳山君は履正社の竹田君同様に、試合を作れる投球ができる右腕と見ている。この日の最速は145キロと聞いたが、真っすぐのスピードが夏までにどれだけ上がるか、楽しみです」
コメント