早稲田実・清宮幸太郎選手が93号場外弾、西武は3人態勢で視察

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熊本招待試合に参加した早稲田実の清宮幸太郎選手は、八代高戦の第1打席に、右中間場外に飛び出す推定135mのホームランを放ち、スタンドを沸かせた。

2試合で1安打

この日は、第1試合の文徳戦で清宮選手は、4つの四死球で1打数ノーヒットだった。そして第2試合の八代戦では、初回の第1打席に、93号ホームランが飛び出した。

ノーアウト1,2塁で回ってきた打席で、真ん中低めの127キロのストレートを振りぬくと、打球は右中間の外野芝生席を越え、場外に消えていった。推定135mの特大弾に、3500人が入ったスタンドが沸いた。「いい感じに振り抜けた。芯に当たって、よく飛んでくれた。満足できる一発だと思う。」と話し、「一発打てたのが、自分の中ですごいホッとした」と安心した顔を見せた。

しかしその後は、2番手で3回から登板した正成智投手に2三振など3打数ノーヒットに抑えられた。「きょうは1本しか安打を打っていない。それがあれでよかったです」と話した。

プロスカウトも評価

この日は埼玉西武が3人態勢で視察をし、また阪神で密着マークを続ける畑山チーフスカウトも姿を見せた。畑山チーフスカウトは「これだけ注目される中で打てる。集中力が高い。もう通算何本打ったか、というレベルじゃない」と話し、技術や成績というレベルから、観客数や注目されている場面で打つ、といった段階に入ってしまっている選手だと話した。

埼玉西武はドラフト指名選手に対し、大勢のスカウトで訪れることが多い。岸投手が抜け投手力に課題を抱えるものの、中村剛選手の後継者として、清宮幸太郎選手の指名の可能性も十分ある。

正成投手が好投

八代は、2番手で登板した正成智投手が好投を見せた。140キロのストレートで清宮選手を3打数ノーヒットに封じ、「打たれてもいいから腕を振ろうと思って投げた」と、清宮選手から2つの三振を奪う力投を見せた。

正成投手は普段は捕手として出場しており、リリーフで登板することが多い。この日も捕手でスタメン出場していたが、エースが早稲田実を抑えられず10失点、3回からの登板となった。5回に4点、6回に2点を失うなど、早稲田実を抑えられたわけではないが、その力投に味方打線も6回に4点、7回に4点を奪い16-10と追い上げを見せた。

清宮選手に対して文徳高が4つの四死球を与える中で、正成選手は3打数ノーヒット2奪三振に抑え、自信になり成長につながる投球になったのではないかと思う。

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「一発打てたのが、自分の中でも凄いホッとした。今日はヒット1本しか打ってないけど、それがあれ(本塁打)で良かった。せっかく(大観衆が)来てくれたので」

球場には7日に行われたウエスタン・リーグ、ソフトバンク-広島の3090人を上回る3500人が詰めかけた。高校野球では初めて外野席が開放され、入場券を求めて午前5時前から並んだ熱心なファンもいた。

12日からの雨が明け方まで続いたが、球場には7日のウエスタン・リーグ、ソフトバンク・広島戦より410人多い観衆3500人が詰めかけた。「1年たって、熊本でできると思っていなかった。こういう場を設けてくれて、感謝している。一発出せたのが、自分の中でもホッとした。来てよかった」と歓声に応えた。

3番一塁で出場した早実の清宮は、2人の走者を置いて低めの真っすぐを捉えた。打球は右中間の芝生席を越え、フェンス外の木立の中に消えた。「いい感じでバットを振り抜けた。芯に当たって、よく飛んでくれた」。推定135メートルの特大弾に笑みが浮かんだ。

2番手正成、清宮封じた 西日本スポーツ紙面 2017/5/14

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