佐渡高の145キロ右腕・菊地大稀投手が6失点で敗退、10球団スカウトは評価

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高校野球新潟大会では佐渡高の145キロ右腕・菊地大稀投手が登場したが、終盤に5失点して初戦で姿を消すことになった。スタンドには10球団のスカウトが視察に訪れ、それぞれ菊地投手を高く評価した。

6月下旬に右太もも肉離れ

菊地大稀投手は185cmの右腕投手で、最速145キロの速球を投げる。春季大会でプロ10球団のスカウトを前に143キロの速球を見せ、チームをベスト16に導く投球を見せて注目されていた。

この日の柏崎戦はストレートは140キロ止まりで「直球が思うように走らなかった」と話す。それでも7回まではカーブを中心に変化球を織り交ぜて1失点に抑える粘りを見せた。しかし2-1で迎えた8回、2アウトを取ったところから制球を乱し、3連続ヒットで逆転され、四球も挟んでさらに3安打を打たれて5失点、試合は2-6で敗れた。

菊地投手は6月中旬、練習試合で右太もも裏を肉離れし、そこから3週間は実践的な登板はできていなかった。その影響は隠すことができず、「下半身が使えず制球が甘くなった。全然投げ込めてなくて、体力も落ちていた」と話す。そして菊地投手は「甲子園にこのチームで行きたかった」と話した。

プロへ

この日は埼玉西武の渡辺久信SD兼編成部長など、10球団の球団関係者が視察に訪れたが、評価は非常に高い。

横浜DeNAの河原スカウト:「即戦力より将来型」

阪神・吉野スカウト:「元々は直球の質がいい」

中日・正津スカウト:「体に力がついてくると面白い」と話した。

巨人・井上チーフスカウト:「期待できる投手だね」

各球団とも素材型の投手として評価した。身長があり長い手足があり、将来が非常に期待される投手で、ドラフト会議では中位から下位で指名があるのではないかと思う。

菊地投手は「佐渡からプロ選手はまだ出ていないので、成し遂げたい目標」と話している。「しっかり一から自分を見つめ直したい。プロという目標を持って練習していきます」と話し、プロに向けて「まずはけがを治して、一から始めたい」と話した。

すぐにプロ志望を提出するかどうかというのは、今後決まっていくが、プロ入りという目標は、はっきりとしている。

2017年度-高校生投手-右投のドラフト候補リスト

2017年度-高校生-新潟県のドラフト候補リスト

ネット裏には9球団のスカウトが視察に訪れた。DeNA・河原スカウトは「即戦力より将来型」と評価した。佐渡出身初のプロ入りを志望し、「まずはけがを治して、一から始めたい」と前を向いた。

阪神・吉野スカウトが「元々は直球の質がいい」と話せば、中日・正津スカウトも「体に力がついてくると面白い」と素質を認めた。185センチの大型右腕は「佐渡からそういう選手は出ていない。プロという目標を持ってやっていきたい」と視線を上げた。

ネット裏には、西武渡辺久信シニアディレクター兼編成部長(51)ら球団関係者が大挙陣取り、離島の逸材に熱視線を送った。菊地は「野球の人生は続く。しっかり一から自分を見つめ直したい。プロという目標を持って練習していきます」と、将来の夢を語った。

ネット裏に陣取った複数球団のスカウトの前で、最速140キロ台の直球を披露。試合後は涙をこらえながら、「佐渡からプロ選手はまだ出ていないので、成し遂げたい目標」と進路をプロに絞る決意を明かした。

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