履正社・安田尚憲選手が高校通算60号、ソフトバンク・ヤクルトなど6球団10人スカウト注目

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履正社の安田尚憲選手がこの日の常翔啓光学園戦で、高校通算60号ホームランを放った。

3四球の後

この日は第1打席から第3打席まで、一度もバットを振らせてもらえずに3四球だった安田尚憲選手だが、7回、カウント2-1からのチェンジアップを振りぬくと、打球はライトスタンドに吸い込まれた。「とらえたというよりは、拾ったという感じ。全くスイングしていなかったので、一回くらい振っておきたいという気持ちで打席に入りました。」と安田選手は話した。

この日は特別な想いがあった。中学時代にレッドスターベースボールクラブで、また履正社高校でも1年先輩だった福田観大選手が、8日に海の事故で亡くなった。昨年夏は共に甲子園に出場し、福田選手は1番センターで活躍を見せた。7月2日のOB戦でも安田選手は福田選手から「夏、頑張ってな」と声を掛けられていた。安田選手は「活躍する姿を見せることが自分の役目」と話した。

スカウト絶賛

この日は福岡ソフトバンクや東京ヤクルトなど6球団10人のスカウトが視察に訪れ、

福岡ソフトバンク・小川編成・育成部長:「粘っての本塁打。甘い球を見逃さず、しっかりとらえた感じ。長打力も魅力だし、三塁が守れるところもいい。上位候補に挙がるでしょう」

東京ヤクルト・阿部スカウト:「3打席四球で、1球の甘い球をしっかりと仕留められるのはいい。長打力が彼の魅力。結果を残すという点でも評価できる」

左の大砲は、履正社のユニフォームで、そして、50m5秒台の足でプロも注目した福田選手も着たかったであろうプロのユニフォームを着て、空高くホームランを打ち続ける。

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ソフトバンクの小川編成・育成部長兼スカウト室長は「(本塁打は)甘い球をしっかり仕留めた。一塁や外野じゃなく、三塁も守れるのはセールスポイント。(今秋ドラフトの)上位候補に挙がるでしょう」と評価。ヤクルト・阿部スカウトは「警戒される中で、結果を残せるのはレベルが高い」と話した。

特別な思いがあった。今月8日、同校OBで昨夏の甲子園にも出場した福田観大さん(関大)が水難事故で急逝(享年18)した。2日のOB戦にも参加していたという。この日、チームは福田さんの名前が入ったタオルを持って球場へ。ともにプレーをした1歳上の先輩の突然の訃報に、安田は「中学(レッドスターベースボールクラブ)からの先輩で残念です…。活躍している姿を見せるのが、自分たちにできる一番のことだと思っています」と強い気持ちで試合に臨んでいた。

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