高校野球東東京大会では、大型左腕が急成長をした姿を見せた。二松学舎大付の市川睦投手が4回を投げて10奪三振を記録、自己最速を更新する141キロをマークした。
急成長左腕
市川睦投手は182cmの左腕投手で球速は140キロだったが、昨年までのエース左腕・大江竜聖投手とは違ったタイプの左腕として期待されていた。しかし今年春の大会でも日大三に3回途中で5安打6失点でKOされ、チームも1-16の大敗を喫していた。
市川投手はその悔しさをバネに食事量を増やし、ウエートトレーニングの負荷や回数を倍にして、75kgだった体重を83kgに急改造していた。
この日の独協戦で先発した市川投手は、自己最速となる141キロを記録し、4回を投げて2安打無失点、12アウト中10個を三振で奪う快投を見せた。「三振は意識していないです。点を取られるまで、どんどん攻めようと思った」と話した。
昨年は2年生で4番を打ちライトで出場し、打撃で注目されていた市川投手、182cmの左腕投手という事もあり、次戦ではスカウトのコメントなどもみられるのではないかと思う。
今大会初先発だったが、4回を2安打に封じ二塁も踏ませぬ快投を披露。三振は「全然狙っていなかった」と言うが変化球でカウントを稼ぎ、直球を決め球に2回先頭から4者連続三振。12個のアウトのうち10個を三振で奪い、うち7個が空振りと球威も抜群だった。この日は自己最速を1キロ更新する141キロもマーク。応援に駆けつけた大江に「すごいとしか言えないですよね。自分たちより全然強い」と言わしめた。
「三振は意識していないです。点を取られるまで、どんどん攻めようと思った」
自慢の直球は、自己最速を1キロ更新する141キロをマーク。テンポのいい投球で、独協打線を寄せ付けなかった。
OBで昨秋巨人入りした大江が観戦する中、同じ左腕の市川が4回10奪三振無失点の好投。「大江さんから強気で行くことを学んだ」と自己最速の141キロをマークし、12アウトのうち10個を三振で奪った。
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