東海大菅生・片山昂星選手、戸田懐生投手の2年生活躍で快勝

高校野球ドラフトニュース 2018年ドラフトニュース

高校野球甲子園大会、東海大菅生は共に2年生の4番・片山昂星選手と、先発・戸田懐生投手の活躍で快勝しベスト16に勝ち上がった。

ミレニアム世代がまた活躍

今大会は2年生のミレニアム世代の活躍が注目されているが、東海大菅生はこの日、2年生の戸田懐生投手が先発した。戸田投手は171cmと身長は高くないものの、打者の低めに角度のある球を投げ、最速も144キロをを記録した。5回1アウトまでノーヒットピッチングを見せると、7回に青森山田の2年生・中沢樹希也選手のソロホームランを浴びて1失点したが、9回6安打7奪三振4四死球で1失点で完投した。

戸田投手は西東京大会までは2年生ながら背番号1をつけていた。しかし、早稲田実との決勝で好投した3年生の松本健吾投手に甲子園では背番号1を譲った。「悔しかった」と話す戸田投手、この日はその想いをぶつける投球だった。

若林監督も戸田投手の闘争心あるピッチングを評価している。

また攻撃でも4番の2年生・片山昂星選手が大活躍を見せた。初回は2アウト三塁の場面で打席に入ると、外角高めの球を振りぬき打球はレフトの頭上を越えていく。続く第2打席は、3番・小玉佳吾選手のホームランが飛び出した後の初球を振りぬき、ライトフェンス上部に直撃する2ベースヒットだった。インコースのカーブをうまくさばいた。

そして4回の第3打席、インコース低めの球を右中間スタンドの中段へと運んだ。小学校時代に横浜ベイスターズジュニアでプレーし、筒香選手に憧れているというが、インコースの捌き方は本当に素晴らしいし、思い切りバットを振ってのスイングスピードはものすごい。

この日は第4打席もレフトにヒットを打ち、5打数4安打2打点の大活躍、ミレニアム世代にまだ強打者が登場した。

青森山田の中沢樹希也選手も、バリバリの筋肉で打球を飛ばす。初戦は2本塁打を放っているが、この日もホームランを放ち、2年生で1大会3本塁打は筒香選手に並んだ。内角低めなどバットを余裕をもって振れる所は、抜群の飛距離を見せる。あとは、インコース高めなど、筋肉が邪魔をしそうな所をどのように捌いていけるか、来年はそこを攻められてくるだろう。

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昨年わずか1本塁打だったが、昨冬のウエートトレーニングを経てパワーが向上。80キロだったベンチプレスは90キロまで上がるようになり、今年だけで20本塁打。春に結果が出なくても、叱らず「失敗しても下を向くな」と助言し続けた若林弘泰監督は「4番らしい働き」と称えた。

小学2年でテニス全国3位。ラケットは右打ちだが、「バックハンドでしっくりきた」とバットは左に持ち替えた。6年時はベイスターズジュニアで、DeNA・筒香に憧れた。昂星(こうせい)の名の由来は「スターになる」。新星が輝いた。

初回は左越えの先制適時二塁打。三回も右翼フェンス直撃二塁打を放って迎えた四回だ。内角低めのチェンジアップに反応。中堅右に豪快な放物線で高校通算21号ソロを放り込み「気持ちよかった。あのコースは得意なので」とはにかんだ。

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