中村、清宮、安田クリーンナップも不発、課題多きU18のこの日の成績

高校野球ドラフトニュース 2017年ドラフトニュース 侍ジャパン

侍ジャパンU18代表は最後の練習試合となる城西国際大との対戦をし、3番・中村奨成、4番・清宮幸太郎、5番・安田尚憲のクリーンナップを形成した。

218発クリーンナップ

高校通算44発の中村奨成選手が3番捕手で、109発の清宮幸太郎選手が4番DH、65発の安田尚憲選手が5番一塁手でスタメン出場し、初回、中村、清宮が連続四球で出塁すると、安田選手がきっちりとセンター前にタイムリーヒットを打ち先制した。

しかしその後は苦しんだ。城西国際大の投手陣にチーム全体で4安打に抑えられ、中村選手、清宮選手はノーヒットに終わった。安田選手は9回にライトへヒットを打ち4打数2安打だった。

清宮選手はDHでの出場について、「やりにくいです」と話し、守備で出場していない状態で打席に臨む難しさを口にした。小枝監督も選手と話し合うとし、清宮選手は一塁手での出場となりそうだ。変わりに一塁で出場した安田選手は、一塁の経験がほとんどないと話したものの無難にこなした。また2安打1打点の打撃に「誰かがアカンかったら、誰かがカバーする。信頼関係が大事」と話し、5番バッターとして信頼感を感じさせる。

チーム成績

1右 藤原恭大   4-1 0打点
2中 伊藤康祐   4-1 0打点
3捕 中村奨成   3-0 0打点
4指 清宮幸太郎  3-0 0打点
5一 安田尚憲   4-2 1打点
6左 櫻井周斗   2-0 0打点
 走左増田珠    0-0
 打 山下輝    1-0
7三 古賀悠斗   3-0 0打点
8二 井上大成   3-0 0打点
   鯨井祥敬   0-0 0打点
9遊 小園海斗   3-0 0打点

打線はクリーンナップに注目されているものの、前後を担う選手達も大切だが、かなり厳しいやりくりとなっている。この日は本職は捕手の古賀悠斗選手がサードでスタメン出場し、本職は投手の櫻井周斗選手がレフトで出場した。期待された増田選手が調子が悪いのか故障なのかスタメンから外れており、代打で投手の山下選手が出たりもしている。

丸山和郁選手がこの日は体調不良で外れ、西巻賢二選手は甲子園で負ったケガがまだ完治しておらず出場できていない。清宮選手がDHが苦手という事でファースト清宮、サード安田となり、DHで古賀選手などが出場するとみられ、攻撃優先の打線となりそう。本職でないポジションを守る選手も多く、守備面が気になるところ。

また投手成績は

川端健斗 3回2安打1失点 5奪三振
田浦文丸 3回2安打1失点
三浦銀二 1回2安打3失点(自責点0)
清水達也 2回3安打0失点

先発の川端投手は3回1失点も5奪三振と力を見せ、リリーフで2回を投げた清水投手も最速146キロの速球で無失点に抑え、守護神としての登板となることが決まった。三浦投手は味方のエラーもあり3失点、練習試合1戦目でも失点しており、大会では格下相手の登板となりそうだ。

小枝監督は先発について、川端、山下、徳山、磯村の4人を指名し、川端投手と徳山投手が軸となりそう。調子の良さそうな山下投手が使えれば、スーパーラウンドから準決勝、決勝までの計画が立てられる。リリーフエースの清水投手は、甲子園での疲労も心配されたが、何とか大丈夫そうで、投手陣はなんとか目途が立った。

侍ジャパンU18日本代表選手決定!

代表招集後、初めて3番・中村、4番・清宮、5番・安田の218発トリオが中軸に座った。初回1死二塁から中村、清宮が連続四球でつなぎ、安田が中前適時打。いきなり3人が絡んで先制し、さらに桜井の押し出し四球で2点を先行した。

4番に座った主将の清宮は、誇らしげに胸を張った。

 「頼もしいです。自分も中村も打っていないですけど、安田がしっかり打ってくれた。3人いて、クリーンアップだと思う。2人倒れても、誰かがという感じ。3人で1つになりたい」

打線全体が4安打に封じられ、3、4番はともに3打数無安打。そんな中、安田は九回にも右翼への安打を放った。「誰かがアカンかったら、誰かがカバーする。信頼関係が大事」。その言葉通りの形ができれば、得点力の低下は避けられる。

慣れ親しんだ場所とは、やはり違った。2戦連発中だった清宮のバットから、快音は響かなかった。「いい球でした。さすが大学生だなと思った」。潔く脱帽した日本代表の4番は、今回の合宿で初めて務めたDHについて「やりにくいです」と難しさを口にした。

高校日本代表・小枝監督は先発陣に川端、山下、徳山、磯村の4人を指名した。

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