花巻東高校は、佐々木監督に出身である国士舘大で10日から12日まで練習を行った。高校通算21本塁打の紺野留斗選手がパワーある打撃と足を見せた。
センバツに向けて
センバツに出場することが決まっている花巻東は、2月9日に花巻市を出発し、10日に東京町田市の国士舘大グラウンドに到着、そこから12日まで3日間、練習を行った。
花巻市の同校グラウンドではこの時期はグラウンドが使えず、体育館などで練習をしている。佐々木監督は「守備練習らしい守備練習ができた。実戦感覚は、こうした全面的にグラウンドが使えないとできない。」と話し、体育館などでやってきたキャッチボールやランニングではなく、実戦的な練習ができたことを喜んだ。
また打撃についても、高校通算21本塁打の紺野留斗選手が、レフトフェンス直撃のあたりを2発見せ、またシート打撃では右中間への3ベースヒットを打ち、盗塁も2つ決めた。「狭いところでティーやマシンでの打撃練習をしていたのと、どこまで飛ぶのか半信半疑で打っていたのと違い、シート打撃で打って、走っていくことで、これからの練習でもいろんなイメージもできる」と佐々木監督は話し、紺野選手も「向こうはマイナス何度。ここで打って走れるのはうれしい」と話した。
センバツに出場する花巻東は、3月5日には神戸入りして練習試合解禁後から実戦を積み大会に臨む。それまで、どれだけ実戦的な練習ができるか、寒冷地のチームの不利な面を克服し、センバツで結果を出したい。
グラウンドでの練習3日目とあって、フリー打撃では、昨秋東北大会で打率5割だった4番・紺野留斗外野手(2年)が逆風下で左翼フェンス直撃2本と高校通算21本塁打のパワーを披露した。
ノック、フリー打撃の後のシート打撃では、高校通算21本塁打の4番・紺野が右中間三塁打に2盗塁とハッスル。紺野は「向こう(岩手)はマイナス何度。ここで打って走れるのはうれしい」とメッシュのユニホーム姿で笑顔だった
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