大阪桐蔭はドラフト上位候補の柿木蓮投手が先発すると、最速144キロを記録した速球を低めに投げ、6回を2安打無失点、10奪三振と安定したピッチングを見せた。
貫禄のピッチング
柿木蓮投手は最速148キロを記録するプロ注目の右腕投手で、佐賀県出身という事で地元の高校との対戦となった。この日の最速は144キロ、ストレートを外角低めに投げる能力があり、またストレートを狙いの時にスライダーを投げて空振りを奪った。
昨年からの上澄みという点で、球速や投球内容に大きく変わったという事ははっきりとは見られないものの、8割くらいの力で常時140キロ前後を記録する感じに成長をしている。明治神宮大会の時はコンディションの問題もあったが130キロ前半も多かった。
地元との対戦に、「ベンチからスタンドを見て、応援がすごいなと思った。佐賀県立とあって、地元が敵側で複雑な気持ちになったけど、負けたくない気持ちが強かった」と話した。伊万里の3番を打った古賀昭人選手とは、佐賀東松ボーイズのチームメイトで、「真っすぐでいきたかったけど、真っすぐに強いのは知っている。1対1の勝負より、対打者として抑えにいった」と話し、セカンドライナーと空振り三振に抑えた。
スカウト注目
柿木投手について、巨人の岡崎郁スカウト部長は「柿木が良くなっていた。力強かった」と話すと、オリックスの長村球団本部長も「フィニッシュが強くて球が指にかかっていた。球のキレ、角度がある」と評価した。
ただ球速がある投手ではなく、勝ちきる投球ができる投手。現時点で間違いなく1位指名とは言えないが、高いレベルで成長をしており、このまま磨かれて成長していけば、秋はドラフト1位での指名となりだろう。
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ネット裏のスカウト陣も高評価し、巨人の岡崎郁スカウト部長は「柿木が良くなっていた。力強かった」と名前を挙げ、オリックスの長村球団本部長も「フィニッシュが強くて球が指にかかっていた。球のキレ、角度がある」と、好印象を持っていた。
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