大阪桐蔭の柿木蓮投手が今大会最速となる151キロを記録し、東北楽天、東京ヤクルトのスカウトが高い評価を示した。
151キロ
初戦は先発し完投した柿木蓮投手、最速は146キロどまりだったが、この日は根尾投手をリリーフして9回からマウンドに立つと、いきなり外角低めに151キロを記録した。「登板前からみんなに、出せ出せと言われていた」と話し、狙った150キロ越えだった。
その後も148キロのストレートとスライダーを見せる。1安打を許し1四球を与えたものの、2つの三振を奪い締めくくった。
この投球に東北楽天の後関スカウトは「今大会、どんどん球が速くなってきている。評価が変わってくる可能性がある」と話した。また東京ヤクルトの橿渕スカウトグループデスクも「こういうポテンシャルもあるところを見せてくれた」と評価した。また阪神の畑山チーフスカウトは「151キロを出したし、成長した姿が見られた」と話した。
柿木蓮投手は昨年からこの世代の投手でトップクラスと評価されていたものの、秋と春の不調により、ドラフト上位候補という所に名前が出てくるのはわずか。それでも昨年夏の投球は素晴らしく、ポテンシャルは今年の投手ではトップだと思う。
今大会後にプロの評価がどのようになっているか、そしてそれを柿木投手がどのように判断し進路を決めるかが注目される。U18代表の1次候補にも入っており、この夏の甲子園+U18で評価を高めてきそうだ。
柿木9回登板、大会最速151キロ スポーツ報知紙面 2018/8/14
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