大船渡・佐々木朗希投手が4回3安打9奪三振

佐々木朗希, 大船渡高

大船渡の163キロ右腕・佐々木朗希投手が、U18合宿での登板以来となる登板をし、4回を投げて0安打9奪三振という投球を見せた。

球速計測は無し

この日、大船渡高校は昨年春に対戦し敗れている盛岡中央と練習試合を行った。昨年春も佐々木朗希投手が登板し152キロを記録しているが、8回7安打9奪三振も3失点し2-3で敗れている。

しかしこの日は、球速の計測が無かったものの、150キロに設定したマシンで、2メートル前に出して打撃練習を行ったという盛岡中央打線が、「150キロ後半は出ていたと思います。直球を待っていても手が出なかった」と話すように、徐々に球速を上げていったストレートに驚きを見せた。

またこの日も変化球が冴え、4球連続で変化球を投げて三振を奪い、対戦したバッターも「真っすぐがうなってくる。スライダーは手元でキュッと曲がる。体も大きいし前から来る感じ」と圧倒された。

この日は4回66球と、今年最も多くの球を投げた。課題をもって、ペース配分をしながらの投球で明らかにセーブをした内容だったというが、U18代表に1本のヒットも許さなかった佐々木投手が3安打を許した。それでも4回12アウトのうち9個が三振という圧巻の投球だった。

対戦した盛岡中央の奥玉監督は、PL学園出身で1992年にセンバツに出場をし、東北学院大やヨークベニマルで社会人野球でもプレーをしている。また指導者としても気仙沼向洋や富士大でコーチや助監督を経験しているが、「気仙沼向洋のコーチをしていた時にダルビッシュ君を見たし、社会人ではキューバ人投手とも対戦したがやはり凄い。高校野球史上でもすごいピッチャー。ワクワクさせてくれる」と話した。

また佐々木選手は打撃でも4番を打ち、初回には50m5.9秒の足を生かして内野安打、5回にはレフト前にヒットを打ち2安打を記録した。その後、盗塁を仕掛けたがアウトになり、ベンチに帰って苦笑いを見せた。作新学院戦でも長打を打っており、長打力も気になる選手。またベースランニングの走り方も良い選手で、二刀流としても捨てがたいものがある。

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ギアが上がった。4回、安打と暴投などで1死二塁となったところで、ベンチから伝令が飛んだ。続く盛岡中央の5番・吉田恵大三塁手(2年)の初球、高め直球をファウルされると、さらに直球を2つ続け見逃しの3球三振。吉田恵は「(マウンドに)集まってから雰囲気が変わった。最後が一番速かった。150キロ後半は出ていたと思います。直球を待っていても、手が出なかった」。続く打者は変化球を4球続け空振り三振。この回まででマウンドを降りた。

今年4月に就任した奥玉真大監督は「気仙沼向洋のコーチをしていた時に(東北高の)ダルビッシュ君を見たし、社会人ではキューバ人投手とも対戦したが、やはり凄い。史上最も凄いというだけある」と話した。同監督は、PL学園時代の92年のセンバツに出場し、東北学院大を経て社会人・ヨークベニマルなどでプレー。12年から5年間務めた富士大助監督時代には、現西武の山川、外崎、多和田らを育てた。そんな豊富な経験を持つ指揮官をもうならせた。

「4番・投手」で先発した大船渡の佐々木は打っても2安打をマークした。初回は50メートル5秒9の俊足を飛ばし、守備がもたつく間に一塁を駆け抜けて内野安打。5回には初球をもう少しで本塁打かという大ファウルを放った後に左前打した。直後にはアウトにはなったが、積極的に二塁盗塁も仕掛けた。


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