市川口・中島斗唯投手、山村学園・和田朋也投手の注目左腕対決は和田投手に軍配

和田朋也, 中島斗唯, 山村学園, 市立川口

春季高校野球埼玉大会では、市立川口と山村学園が対戦し、186cm左腕でプロのスカウトが視察に来ているという中島斗唯投手と、昨秋に好投を見せプロ注目の左腕・和田朋也投手が投げ合った。

注目左腕の投げ合い

先発をしたのは市川口の中島斗唯投手だけだった。186cmの体は並んでも頭一つ出ており、長身だが体をしっかりと突代えていてバランスが良く、変化球などでストライクを奪い、またボールを3つにしてからも三振を奪うなど制球に苦しまなかった。

3回にはバントヒットで出塁したランナーがスクイズでホームに生還、5回も四球のあとランナーを進められヒットで1失点、内野の守備と足を絡められた攻撃で失点をし、終盤は疲れも見えて四球も絡められて7回を投げて5失点で降板をしたが、「投球を見直して、緊迫した中でも自分の投球ができるようにしたい」と話し、手ごたえも感じた投球だったようだ。鈴木監督も「中島は状態は悪くなかったが、スタミナ不足だった。夏までの良い課題になった。絶対的エースなのは変わりない」と話したが、中島投手をしっかりと支えられる内野の守備、連携を磨きたい。

球速は134キロとまだまだ、ただし、バランスも良く186cmの左腕は魅力がある。将来はストレートは140キロ以上までは持ってゆきたい。

一方、山村学園は伊織投手が先発したが4回に2点を失うと、5回から和田朋也投手が登板した。山村投手は今年は公式戦でまだ1試合も投げておらず、これが今季初登板だった。どっしりとした身体でやや横から力のある球を投げ、昨年秋に好投を見せてプロが注目をしていたが、この日は4回1/3を投げ、6回には三者三振など4連続を含む7三振を奪った。

5回から7回まではパーフェクト、8回も四球でランナーを許したが2つの三振と三振ゲッツーで抑えた。しかし9回に連打を浴びて失点し降板、3失点をしたが「飛ばしすぎて疲れてしまった」と反省をした。

この日はソフトバンクや広島など3球団のスカウトが視察をし、この左腕の投げ合いをチェックしていた。今年の埼玉県は昌平の米山魁乙投手、市川越の和田光投手など注目の左腕が多く、左腕投手のデパートとなっている。その中で、夏の甲子園、そして秋のドラフト会議ではこの左腕投手たちがどんな姿を見せるのか注目を続けたい。

2019年度-高校生-埼玉県のドラフト候補リスト
2019年度-高校生投手-左投のドラフト候補リスト

3球団のスカウトが視察する中、昨秋以来の公式戦登板で「ビハインドの展開は怖かったが、もう1点もとられちゃいけないと思って飛ばしていった」と気迫のこもった直球を軸に5回から3イニングをパーフェクト。9回は連打で失点し「飛ばしすぎて疲れてしまった」と苦笑いしながらも「役割は果たせたかなと思う」と振り返った。

24日の2回戦から中2日。「休養に徹してノースロー調整していたが思うように球がいかなかった。変化球頼みになってしまった」と反省。それでも長身の立ち姿は威圧感があり、最速134キロにカーブ、チェンジアップも決めた。「投球を見直して、緊迫した中でも自分の投球ができるようにしたい」。今年の埼玉は昌平の米山ら実力派左腕が多くそろう。この日は途中からそのうちの1人、山村学園・和田との投げ合いに。「ライバル視して次は必ず勝つ」と意気込んだ。


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