大船渡・佐々木朗希投手が7回を投げて16K、変化球中心に長いイニング投げる

佐々木朗希, 大船渡高, 紫波総合

大船渡高校は紫波総合高校と練習試合を行い、佐々木朗希投手が先発して7回を投げた。他の強豪もうらやむ佐々木投手との対戦となった紫波総合のバッターは、「球が見えないです」と話した。

部員9人のチーム

佐々木朗希投手は秋田高校との試合では登板をせず、相手の監督も対戦したかったと話していたが、この日の紫波総合との練習試合では7回を投げた。紫波総合は部員が9人のチーム、監督が大船渡の国保監督の盛岡一高校の先輩後輩という事で対戦が実現した。

先発した佐々木投手は、ストレートは44球だが球速的には先日の仙台育英との練習試合同様に、4,5割の力の入れ方だったという。そしてこの日はカーブ19球、スライダーとチェンジアップを14球投げ、フォークボールも4球と、7回を投げて合計95球を投げた。

それでも対戦した紫波総合の各打者は「見えないです。スライダーが。すごい球でした」と話し、スライダーが視界から消える印象を受けたという。2安打をしたものの精度の高い変化球を打てずに16個の三振を奪われた。それでも小野寺監督は「日本一の投手に投げてもらって脳裏に焼き付いた。本来は投げてもらえる投手ではないですからありがたい。選手にとっては野球冥利に尽きる一日となった。」と話し、「本気のボールは一球もなかったと思うけど、醸し出すオーラがすごい。未知の球を見られてよかったです。」と感謝をしていた。

奪った三振は16個だったが、そのうち11個が変化球によるものだった。2本のヒットは1本目は内野安打、2本目も二遊間をしぶとく抜けるセンター前ヒットだった。しかし、ランナーを背負うとけん制でアウトにし、ランナーがいない場面でもクイックで投げるなど、ランナーを背負った場面の対策なども考えながら投げていた。

大船渡高校は18日に釜石高校と春季岩手県大会の1回戦を戦う。徐々にではあるが、この春と夏にどんな投球をするかの姿が見えてきた。あとは、160キロ級のストレートをどのように使うのか、または封印をするのか。この日、5回以降に力を入れた球も投げ、使いどころを探りながらの投球をしていた。

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初回、先頭打者をカーブで三振に仕留めると、奪三振ショーのスタートだ! 1回と6回にヒットを打たれるも、5者連続三振を含む7回まで毎回の16奪三振。時には山なりの緩い球で相手バッターを翻弄(ほんろう)しながら、真っすぐで奪った三振は5個、変化球で11個。

DH制の試合で打席には立たずに投球に集中。最速163キロの剛球は封印し、カーブやスライダー、チェンジアップ、フォークの制球を試しながら95球を投じた。圧巻だったのは初回の相手5番から、3回の同9番まで。5者連続三振に仕留めた。

佐々木は立ち上がりから、前回登板となった3日の春季岩手大会沿岸南地区予選1回戦・住田高戦でみせたような、力感の少ないフォームで投球。一回に内野安打と四球で2死一、二塁のピンチを招いたが、5番打者を見逃し三振に仕留め、脱出。三回までに8三振を奪った。

佐々木はダブルヘッダーの第1試合に先発し、7回を2安打無失点、16奪三振、3四死球。95球の奪三振ショーだった。許した2安打も1本は内野安打で、もう1本はしぶとく二遊間を破る中前打。外野への飛球はなく、中前打が、外野手が処理した唯一の打球だった。


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