春季高校野球京都大会は準決勝が行われ、京都国際が龍谷大平安に8-7で勝利した。プロ注目の内野手・上野響平選手が3安打3打点の活躍を見せた。
曽根より全然うまい
上野響平選手は170cm65kgの内野手で体はそれほど大きくないが、小牧監督が「守備は曽根より全然うまい。プレーの精度が違う。相当レベルは高い。プロでも2軍なら1番上手いくらいじゃないか」と話すように、内野手として2013年に福岡ソフトバンクに育成ドラフト3位で指名され、現在は広島でプレーする曽根海成選手以上と評価する守備力が評価されている。
この日も阪神など4球団のスカウトが視察に訪れたが、堅実な守備をみせると、打撃でも延長11回2アウト2,3塁の場面で右中間へタイムリー3ベースヒットを放ち、3安打3打点の活躍で龍谷大平安を撃破した。
上野選手はプロ志望を公言しており、「平安に勝たないと夏はない。接戦を勝ち切れたので、夏までにいい経験ができた」と話し、「明日も勝つことに意味がある」と今日行われる乙訓との決勝戦でも活躍して優勝すると意気込んだ。
守備と打撃で評価されており、現時点で育成ドラフトで指名されるのではないかとみられるが、近畿大会出場、そして夏の活躍次第で、ドラフト下位で指名という事になるかもしれない。
2019年度-高校生内野手のドラフト候補リスト
2019年度-高校生-京都府のドラフト候補リスト
小牧憲継監督に「守備は(京都国際OBのプロ野球・広島)曽根より全然うまい。プレーの精度が違う。相当、レベルは高い。プロでも2軍なら一番うまいぐらいじゃないか」と言わしめる存在。11回2死二、三塁の好機に、相手投手の抜けた変化球を逆らわず右中間へ。2人を生還させ、これが決勝点となった。これで昨秋に続き、名門を撃破。「平安に勝たないと夏はない。接戦を勝ち切れたので、夏までにいい経験ができた」と胸を張った。
プロ志望の上野は3安打3打点の活躍。「決めてやろうと思った。平安に勝てないと夏は甲子園に出られない。接戦で勝ち切れたので、いい経験になった」と、興奮気味に振り返った。
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