星稜・奥川恭伸投手に11球団30人スカウト、阪神・巨人・ヤクルト・中日など絶賛

星稜高, 奥川恭伸

今年のドラフトの目玉、星稜の奥川恭伸投手がセンバツ以来の公式戦登板をし、150キロを記録した。この試合には阪神が4人態勢で視察するなど11球団30人のスカウトが集結した。

150キロに変幻自在

奥川恭伸投手は、センバツ直後の練習試合に肩の張りを訴え、5月25日の練習試合まで約1か月半にかけて実戦での登板が見られなかった。春季高校野球石川大会も1試合も登板していない。しかし、北信越大会に登板すると話しており、この日の1回戦・砺波工戦では先発のマウンドに立った。

その奥川投手はやはり圧巻だった。4回1アウトランナー無しの場面で、「出しに行きました。150キロを出すことで球場の雰囲気を変えられる。」と150キロを記録した。「それを見に来てくださっている人もいて、意図的に力を入れて投げました」と見に来たファンのために投げたという。

1回から146キロを記録、2回には149キロを記録して2つの三振を奪う。そして3回には三者三振を奪い、3回まで6三振を奪った。4回からは多彩な変化球を中心に打たせて取る投球に変え、6回までの3イニングは逆に三振は0個、内野安打1本にライト前に1本のヒットを許したが、6回を投げて2安打6奪三振無失点のほぼ完ぺきな投球を見せた。四死球は0、三塁を踏ませなかった。

「立ち上がりは公式戦独特の雰囲気もあって体が動きにくかった。緊張で体が固まっていましたが、回を重ねるごとに体の力が抜けて、バランス良く投げられた」と話し、奥川投手とは言え久々の公式戦に、体が思い通りに動かなかった。しかし、回が進むにつれて球速を狙ったり、打たせて取る投球をしたり、92キロのスローカーブを投げるなど、余裕を感じさせる投球になっていった。

スカウト集結

この日は巨人、阪神など11球団のスカウトが視察し、阪神は畑山統括以下4人態勢で視察した。阪神・筒井スカウトは「ランナーが出たときには力を入れたりクイックを使ったりもできている。コンディションも問題なさそう。これから上がってくると思います」と話し、これからもっとすごい投球を期待した。

また巨人・織田スカウトは「直球も変化球も強弱をつけていた。」と話し、中日の松永編成部長が「投げられればいい。評価は変わらない」と評価すると、東京ヤクルトの伊東編成部長は「プロでもなかなかいない能力の高さ」と実践的な投球を絶賛、橿渕スカウトグループデスクは「どこまでレベルアップするか。より上を求めてしまう選手」と入念にチェックをしていた。

北信越大会、そして夏の石川大会まで約1か月となる。いよいよ星稜での奥川伝説の最終章が幕を開けた。

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3回までは無安打投球。1―0と膠着(こうちゃく)状態に入った4回1死、意図的にギアを上げ、自己最速にあと2キロに迫る、この日最速の150キロを計測した。「出しに行きました。自分が150キロを出すことで球場の雰囲気を変えられる。それを見に来られている人もいると思うので。体の重さや緊張が抜けてきて、ストレスなく腕が振れるようになってきた」。

阪神は畑山統括スカウトら4人態勢で視察。阪神・筒井スカウトは「コンディションも問題なさそう。これから上がってくると思います」と評価。奥川は「夏に向けてやっていきたい」とまずは北信越王者を目指し、リベンジの夏につなげる。

ネット裏には11球団のスカウトが詰めかけ、阪神・筒井和也スカウトは「試しながら投げている感じはありますが、ランナーが出たときには力を入れたりクイックを使ったりもできている。少しずつ状態も上がっていくと思います」と好投をよろこんだ。


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