星稜・奥川恭伸投手が5者連続三振締め、北信越大会で優勝

星稜高, 奥川恭伸

春季高校野球北信越大会は、星稜の奥川恭伸投手が9回7安打1失点で完投して優勝した。150キロを記録し、最後は圧巻の5者連続三振で締めた。

木下選手に150キロお見舞い

敦賀気比と対戦した星稜は、奥川恭伸投手が先発した。前日に敦賀気比のプロ注目外野手・木下元秀選手が「登板してくれなければ困る」とまで話した挑戦を受けた形となった。

対戦は4回、2アウト2塁から木下選手が左中間にタイムリー3ベースヒットを打ち、先制点を奪った。奥川投手は「フォークの失投を打たれてしまい悔しかった」と悔しさを表した。そして6回の第3打席ではすべてストレートで3球三振を奪うと、8回に第4打席では150キロを2度記録し、最後はスライダーで空振り三振を奪った。「注目されているバッターなので絶対に抑えてやろうと思っていた」と話し、4回に点を奪われた事に「倍で返してやろうという気持ちで投げた」と話した。

奥川投手は失点は4回の1点のみ、9回を投げて7安打を許したものの、8回1アウトから最後までは5者連続三振を奪い、11奪三振を記録した。「9回は一番力を入れて投げていた。9回を投げ切ることができて完全復活できたと思います。投げきれたことが一番の収穫です。」と話したものの、「まだまだできると思うので60点ぐらい」と自己採点をした。

試合後には木下選手が奥川投手に「すごいな」と話しかけ、と言われ「ありがとう」と返したという。そして木下選手について、「こっちから見てもすごい打者だったので」と強打者をライバルとして認めていた。

夏の石川大会は7月12日に開幕する。奥川投手の最後の夏が始まる。

2019年度-特Aランクのドラフト候補リスト

「倍返し」の150キロだった。4回裏2死二塁から、敦賀気比の4番・木下元秀左翼手(3年)の第2打席で左中間に適時三塁打を浴びて先制点を与えた。6回裏の第3打席では「フォークの失投を打たれてしまい悔しかったので、倍で返してやろうという気持ちで投げた」とすべて直球勝負で3球三振。「ギアを入れた」という8回裏の第4打席では、初球にこの日最速となる150キロをマーク。6球目にも再び150キロ、7球目に127キロのスライダーで空振り三振に仕留め、「注目されているバッターなので絶対に抑えてやろうと思っていた」と打ち明けた。

公式戦に復帰した1日の1回戦・砺波工(富山3位)戦は6回無失点。中2日と状態は万全だった。四回に相手の4番・木下(3年)に先制の左中間三塁打を浴びると、「ほんとうに悔しかったので絶対に抑えてやろう、倍で返してやろうという気持ちだった」。負けん気を燃やし、六回2死三塁ではオール直球で三球三振。七回に3-1と逆転して迎えた八回2死一、二塁、4度目の対戦では最速の150キロを2度もマークし、最後はスライダーでバットの空を切って倍返しに成功した。

「2打席目に打たれて3、4打席目に絶対に打たせるわけにはいかなかった。ほんとうに悔しかったので絶対に抑えてやろう、倍で返してやろうという気持ちでした」

2回戦、準決勝は登板せず、万全の状態でマウンドに上がった。「昨日も一昨日も、自分ではない投手がいい投球をした。自分もそれ以上を見せないといけないという気持ちだった」。序盤はスライダーの制球に苦しんだが、回を重ねるごとに調整。「今日はバランスに気を付けながら投げた。試合の中で修正をかけられたことは良かった」と振り返った。

奥川は8回1死から怒濤(どとう)の5者連続三振で試合を締めくくった。8回2死で木下と4度目の対戦。この日初の150キロを2度計測。最後はスライダーで腰砕けにした。「ギアを入れました」と本気の勝負で「倍返し」に成功。試合後、木下から「すごいな」と言われ「ありがとう」と返した。「こっちから見てもすごい打者だったので」と対戦を振り返った。


PAGE TOP