夏の高校野球・西東京大会の展望(2019)と注目選手:ドラフト注目度A

小山翔暉, 井上広輝, 広沢優, 平野将伍, 伊藤大征, 生沼弥真人, 鎌田州真, 中村晃太朗, 清宮福太郎, 杉崎成, 黒川麟太朗, 山崎晟弥, 白須仁久, 宇野竜一朗, 梅村大和, 西口純生, 佐渡楓, 成瀬脩人, 後藤結人, 館慎太郎, 山上凱, 稲木柊哉, 渡邊充, 田中啓斗, 高橋優介, 武内寛斗, 室津泰介, 柳本康希, 宮崎恭輔, 西川新, 高下耀介, 茅野真太郎, 藤井翔, 新倉寛之, 宇津木帝凱

夏の高校野球・西東京大会が7月6日に開幕する。ドラフト注目投手を揃える日大三や、能力の高い選手が名を連ねる東海大菅生・国士舘・早稲田実などがいる。地区のドラフト的注目度はA。

注目選手

昨年は早稲田実の野村大樹選手がソフトバンクにドラフト3位で、日大鶴ケ丘の勝又温史投手がDeNAにドラフト4位で指名された。

日大三の井上広輝投手は、昨年夏の甲子園で150キロを記録し、昨年春の甲子園からキレのあるストレートやスライダーなど、内容も非常に素晴らしい投球を見せている。昨年秋に故障をし、今年に入ってからは高校四天王の佐々木投手、奥川投手、西投手、及川投手と一緒に名前が呼ばれる事が無くなったが、春も登板機会は少なく、練習試合でも5月までは成績もよくなかった。しかし6月に入り、徐々に無失点などの結果も出てきており、完全に最後の夏に照準を合わせていたようだ。四天王との違いは体格がやや細かったくらいで、大きな差はない。

また日大三の広沢優投手は、とにかく昨年夏の甲子園での投球が衝撃的だった。190cmから投げられる148キロのストレートに、制球で苦しむという事もなく投げられており、このままいけばという感じだった。しかし、今年に入り、内容が良くない状況が続いている。また昨夏のような投球を見せることができれば、評価は一気に上がる。

その他の選手

日大三では平野将伍投手も187cmから146キロを投げるという事で、期待された素質の持ち主だった。高校3年間では間に合わなかったが、将来花開くだろう。昨年に比べ打線がかなり不安さを感じさせるが、2年生の4番・宇津木帝凱選手は、東海大菅生戦で2本塁打を打っており、働きによって甲子園が見えてくる。

東海大菅生はスター軍団。中村晃太朗投手は軟投派の左腕だが138キロは記録しており、投げているとやはり能力の高さを感じさせる。2年生左腕の新倉寛之投手も135キロを記録し、来年のエース候補。そして2年生の藤井翔選手は小柄だが149キロを記録するリリーバー。ショートの成瀬脩人選手はフットワークや身体能力の高さを感じさせる守備と強打もある選手。小山翔暉捕手はU18代表一次候補に選出、セカンドまで1.8秒の強肩と強打は全国トップクラス。杉崎成選手は1年から4番を打ち既に高校通算40本をうつ2年生。

早稲田実は伊藤大征投手が144キロを記録するが、勢いが良いもののフォームの特徴などで打者とのアドバンテージを奪うポイントが少なく相手を見て登板する。ただし、普段は外野で出場するが、打撃センスが素晴らしく、打球の勢いも東京でもトップクラス。野手として将来を期待したい。生沼弥真人選手が180cmのスラッガーで打席で迫力がある。インコースを捉えてしっかりとさく越え弾を打つ。茅野真太郎選手は1番を打つがパンチ力もある選手。そして早実は1,2年生が特に楽しみで、梅村大和選手はサードの守備も良く、172cmと上背は無いが打球の威力がすごい。佐渡楓選手は打撃の力や技術はまだまだだが、バントなどで転がしさえすれば一塁セーフになるような驚異的な足を持つ。宇野竜一朗投手は期待に応える投球は見せられなかったが、上背もあり130キロ後半のストレートも力がある。西口純生選手は190cm110kgの大型の右の大砲、そして1年生の清宮福太郎選手も右の大砲。いつベールを脱ぐか。

国士舘も180cmと大きいが柔らかい守備を見せる黒川麟太朗選手に、大型遊撃手で好守備を見せる2年生の鎌田州真選手がいる。また投手ではエースの白須仁久投手は球速はそれほどでもないが角度をつけた投球で能力は高い。リリーフで登板し182cmから130キロ後半の球を投げた山崎晟弥選手は右腕の靱帯を損傷し夏に間に合うか。

国学院久我山も188cmの高下耀介投手が角度があるストレートとスプリットで三振を奪い、春に1試合2本塁打を放った181cmの捕手・宮崎恭輔選手がリードする。センターから強肩を見せた西川新選手も注目される。都立片倉もショートの柳本康希選手は惚れ惚れする身体能力で守備や足で目立ったプレーを見せる。左腕の室津泰介投手も135キロのストレートとスライダーで三振を奪う。八王子も135キロサイドハンドの武内寛斗投手が力があり、高橋優介選手がヒットを量産できる能力がある。

日大二の田中啓斗投手は140キロのストレートとスライダーで、春は3試合連続2ケタ奪三振を記録した。工学院大付の渡邊充投手は187cm90kgの大型右腕、制球で自滅するなどまだ素材型だが、将来も注目されるだろう。法政大高の稲木柊哉選手は春3本塁打の強打が光り、東大和の山上凱選手は抜群の俊足が光る。

八王子実践の2年生・後藤結人投手は182cmからバランスの良い球を投げ、昭和第一の2年生・館慎太郎投手もまだ球速は出ていないが、フォームの良さと投げる球の質を評価されている。

優勝予想

昨年は日大三が甲子園に出場、準優勝は日大鶴ケ丘だった。秋は国士舘が優勝し東海大菅生が準優勝、今春は東海大菅生が優勝し、国士舘が準優勝。成績だけでいくと東海大菅生と国士舘が2強となる。

しかし、日大三は昨秋の初戦敗退があったものの、夏に焦点を合わせており、井上投手が投げれば負ける可能性は減る。早稲田実は個々の能力は抜群なので、投打の軸がしっかりするか。国学院久我山、八王子、片倉は投打に柱となる選手がおり、八王子は試合巧者な所もある。

能力ある選手が集まったチームがこれだけ揃うのもすごいが、他のチームはこれらのチームを越えるのはちょっと厳しいかと感じさせてしまう。投手の踏ん張りが9回まで持つかだろう。

2019年度以降-高校生-東京都のドラフト候補リスト・・・東西一緒です


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