旭川北の145キロ右腕・伊東佳希投手が14K完封

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北北海道大会では、旭川北の145キロ右腕・伊東佳希投手が9回2安打14奪三振で完封勝利し、北北海道大会の初戦を突破した。

校舎がすぐ横

北北海道大会は旭川のスタルヒン球場で行われるが、校舎がすぐ隣にある旭川北が2006年以来13年ぶりに初戦を突破した。

立役者は145キロ右腕の伊東佳希投手、地区予選でも2試合で32三振を奪っているが、この日の稚内大谷戦では「相手がストレートを狙ってきているのが分かった」と話し、143キロを記録したストレートを見せ球に、スライダーを多投した。9回を投げて2安打14奪三振2四球で完封、「緊張していたけど、勝ててほっとしている」と話し、「強打者からたくさん三振を取れて自信になった」と喜んだ。

これで伊東投手はこの夏の投球が、3試合で46奪三振と驚異的な奪三振数を記録している。ストレートの威力も十分だが、この冬に前田健太投手を参考にツーシームの握りのままで投げる縦横2種類のスライダーの武器となっている。

球場横の校舎からはこの日、全校生徒が応援に来たが、その中で見事に勝利を果たし、エースを軸に2004年以来の甲子園出場を目指す。

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最後の打者から14個目の三振を空振りで奪うと、旭川北の最速145キロ右腕・伊東は大きくほえた。9回114球で毎回奪三振、被安打2の無四球。「直球を待っているのが分かったのでスライダーを多く投げた。多くの声援に応えられてうれしい」。自身初、チームとして13年ぶりの北大会で初戦突破に導くと、ようやくほおを緩めた。

最速145キロの直球を生かすために変化球を磨いた。冬場の投球練習ではプレート板からホームベースまでの中間に高さ約2メートルのネットを置いた。手首を使ってネットを越すように投げることで、球にスピンをかける感覚を養った。さらに夏に向けてドジャース前田健太(31)を参考にツーシームの握りのままで投じる縦横2種類のスライダーを習得。投球の幅が広がり「ボール球を振らせることができている」と納得顔だ。

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