横浜高2年・147キロ左腕の松本隆之介投手が6回10K

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横浜高校の2年生左腕で、186cmから147キロの速球を投げて来年のドラフト候補として注目される松本隆之介投手が、法政二を相手に6回3安打10奪三振の投球を見せた。

チェンジアップ武器

横浜高校の松本隆之介投手は、186cmの長身左腕で上背では及川雅貴投手を上回る。また、線の細い投手だったが体重も78kgまで増やすと、6月に最速147キロを記録した。スタイルは強い球をバシバシというタイプではなく、変化球もしっかり投げられるまとまった左腕という印象の投手で、この日も法政二を相手に6回を投げて3安打10奪三振、武器のチェンジアップを巧みに使い、三振を奪った。

松本投手は「調子はよくなかったですが、悪いなりにも80点以上のピッチングができたと思います」と話す。この春にU18代表候補合宿に参加し、佐々木朗希投手や奥川恭伸投手などと交流した。ただチームでも1つ上に153キロの及川投手がおり、同学年にも184cm右腕の木下幹也投手などがいて、高いレベルの中で練習し成長をしている。松本投手は「1つ上にすごい投手がいますが、負けたくない。抜かせるように頑張ってやっています」と話す。

春は安定感では及川投手よりも上だった松本投手、この夏は安定感だけでなく、さらにステップアップするきっかけとなるような強い球を、甲子園で期待したい。

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「調子はあまりよくなかった」というが、2死を取っても気持ちを緩めず、むしろ「ギアを上げる」ことを心掛けた。3回には自らの失策を悔しがりしゃがみ込む場面もあったが、気持ちは切らさず。「自分で立ち直れるピッチングができた」と自信はついた。平田徹監督(36)も「細かい注文はあるが、まあまあよかった」と評価した。

長いリーチから繰り出されるキレのいい直球と、寸分違わぬ腕の振りからのチェンジアップ。古豪の法政二を相手に毎回の奪三振ショーを演じた松本は「調子はよくなかったですが、悪いなりにも80点以上のピッチングができたと思います」と笑顔で振り返った。

「調子は良くなかった」と振り返るが、最速147キロを誇る直球にチェンジアップを織り交ぜ、三振の山を築いた。「春から調子が悪くても80点以上のピッチングができるように取り組んできた」とその成果を実感した。

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