東東京の速球派が登板、上野学園・赤坂諒投手は148キロ、谷幸之助投手、宮里優吾投手も登板

高校野球ドラフトニュース 2019年ドラフトニュース

夏の高校野球東東京大会では、上野学園の147キロ右腕・赤坂諒投手、関東第一の147キロ右腕・谷幸之助投手、岩倉の147キロ右腕・宮里優吾投手と3人の147キロ右腕が登板した。

最速148キロ、常時140キロ超

太田スタジアムで行われた上野学園vs順天の試合は、多くのマスコミやファンは神宮大会の関東第一戦を見に行っているのか観客は多くはなかった。しかし、マウンド上の186cm右腕で初戦で147キロを記録したという右腕・赤坂諒投手が躍動した。

赤坂投手はバランスの良いフォームから初回に146キロを連発すると、死球を与えたものの三振を奪って抑えた。2回には先頭バッターにヒットを許し、四球を与えて1,2塁のピンチとなったが、スライダーで三振を奪い、2アウトから147キロのストレートでセカンドゴロに打ち取った。

その後もストレートは常時140キロを超え、145キロ前後を記録した。5回には最速となる148キロを記録し、インコースにもスバッとストレートを決めた。高校野球の審判は、それほどの球でない時はストライクゾーンが広がるが、良い球を投げる投手には途端に判定が厳しくなるが、この時も審判が手を上げるのを必死にこらえるような形でボールと判定した。

6回にはライト戦にポテンと落ちる2ベースヒットに、ショートへの内野安打でピンチを迎えたが、マウンドで内野手が集まり一人ひとりとハイタッチをして絆を確認すると、147キロのストレートを2球投げ込んで0点に封じた。7回を投げて4安打4奪三振でコールド完封勝利、初戦は12個の三振を奪っていたようだが、この日は140キロ後半のストレートでバットを押し込んでねじ伏せた。

今日は神宮第二で試合となり、勝ち上がると明日も試合が予定されている。雨天の影響を受けて厳しい日程となってしまった。それでも、変化球に課題もまだあるが、ピュッと来るストレートと完成度の高さは、プロのスカウトにも一度は見て欲しいと強く思わせる投手。

147キロ右腕

明治神宮球場では関東第一の谷幸之助投手と、岩倉の147キロ右腕・宮里優吾投手がそれぞれ登板した。谷投手は143キロのストレートにキレのあるスライダーを投げ、8割の力で9回1安打9奪三振で完封し、さすがの力を見せた。

また岩倉の宮里投手も最速147キロの速球を軸に、9回を投げて6安打7奪三振で完封勝利、ストレートはだいたいは130キロ後半で、最終イニングに140キロを連発して抑えたが、完封の決め手はシュート気味に沈む球で、ランナーを背負うとこの球を多投した。「今日は最初から準備万全だったので、打たせて取ることができた。後半は一段ギアを上げた」と話している。

環境も相手も違うので何とも言えないが、個人的にはプロという意味では赤坂投手の威力が上だと思った。宮里投手の完成度は大学ですぐに投げられる力があると思う。

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岩倉(東東京)は、エース宮里優吾投手(3年)が6安打7奪三振で完封、5回戦に進出した。最速147キロの真っすぐに、直球に近い軌道から曲がるスライダーとフォークボールを決め球に打ち取り「7割くらいの力は出せました」。

優勝候補の一角、関東第一(東東京)は背番号「10」の谷幸之助投手(3年)が完封した。今夏公式戦初登板で9回1安打9奪三振1四球。出塁を許したのは2度だけ。「指先の感覚がよかった。リラックスして投球した。自己採点は85点」と振り返った。

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