巨人・日本ハム・中日など5球団視察も佐々木朗希投手登板せず、進路「まだわからない」

佐々木朗希, 大船渡高

岩手大会決勝では、大船渡高校の佐々木朗希投手が登板せずに花巻東に敗れた。この日も巨人、北海道日本ハム、中日など5球団のスカウトが視察に訪れていた。

すごくありがたい事だと思う

国保監督は、コンディションや、投球間隔、気温などを考慮し、決勝の舞台での佐々木朗希投手の登板を回避した。また4番としても活躍が期待されたが、守備でいきなり100%で投球するのに怖さがあったと話し、4番外野手としての起用もしなかった。

日刊スポーツでは準決勝前にひじの違和感を訴えていたという。佐々木投手は「投げたい気持ちはあった。監督の判断だからしようがない」と話し、「すごくありがたいことだと思うし、その分、自分も将来、活躍したいと思う」と話した。

高校野球をやっている以上、目標はもちろん甲子園だった。決勝で登板すれば、その可能性は高まったかもしれない。佐々木投手が投げずに大差をつけられても、懸命にプレーをしたナインに、佐々木投手も将来への決意をより固くしたと思う。

進路について

この日も巨人、北海道日本ハム、中日など5球団のスカウトが視察に訪れた。佐々木投手の登板は見られなかったが、連日視察をしていてすでに能力としての評価は完了していることは間違いなく、姿を見せているのは、花巻東という強豪にどんな投球ができるかという興味や、選手へのアピールというものになるか。

佐々木投手は進路については「まだわからない。今は考えていない」と話したが、将来について、「日本を背負っていける投手になりたい」と話した。まずは日本のプロ野球でプレーすることを目標としており、プロ志望届を提出することは間違いないが、メジャーのスカウトもまだアプローチをしてくる可能性もなくはなさそうだ。

8月末にはU18W杯が行われ、1次候補に選ばれている佐々木投手の選出は確実だと思う。U18代表でどのような形で登板をするのか、注目したい。

2019年度-高校生投手のドラフト候補リスト
2019年度-高校生-岩手県のドラフト候補リスト

「甲子園に行けなかったことが残念」と最後まで憧れの舞台には届かなかった。ただ、「大船渡を選んでよかった」と後悔はない。卒業路の進路については「今は考えていない」と明言を避けた。

地元の仲間たちと夢見た甲子園への挑戦はこれで終わった。だが、この日も巨人、日本ハム、中日など国内5球団のスカウトが視察に訪れるなど、ドラフト大注目の右腕の戦いは、これで終わったわけではない。

 野手でも起用しなかったことについては「守備があると急にスローイングを100%で投げてしまうかもしれないので、それが怖かった。(代打などの起用も)フレッシュな野手の方がいいと思った」。決勝に絶対的なエースが投げないという選択にも「特に悩みはないです」と言い切った。それでも、選手が納得していると思うかを聞かれると「心の中までは分からないので」。選手たちとの相談は「重大な決断。そこは大人がと思いました」と独断だったことを明かした。

この夏。佐々木は4試合29イニングで435球を投げた。公式戦での高校最速160キロで51奪三振。全ては仲間たちのためだった。「(国保監督の決断は)ありがたいこと。その分、将来活躍しないといけない」。進路の明言は避けたが、これまで通り国内プロが有力。「令和の怪物」の夢は次なるステージへ続いていく。


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