高校四天王、創志学園・西純矢投手は6回12奪三振1失点、西武・阪神・巨人が視察

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まだ勝ち残っている高校四天王は星稜の奥川恭伸投手と、創志学園の西純矢投手のみとなった。西投手は準々決勝も9回を完投し12三振を奪った。

右ふくらはぎ痙攣も

この日の岡山東商戦に先発した西純矢投手は、5回に先制となる1点を許したものの、カーブ、スライダーに130キロ台中盤を記録するフォークボールを軸に、力もセーブしながら要所で三振を奪い、この1点のみに抑えていく。

それでも8回、1アウト1,2塁の場面で右ふくはらぎが痙攣し、約11分間の治療をしたが、マウンドに戻ると、140キロ中盤のストレートを投げ込んだ。結局、9回を投げて6安打12奪三振1失点という内容で、チームも3点を奪って逆転勝利した。最速は149キロだった。

西投手は、「ずっと調子が悪かったのでフォアボールを出さないこととテンポよく投げることを考えて投げました。」と話し、調子が良くなかったと話した。また痙攣については「途中、負けるかも知れないとか、いろんなプレッシャーの中で投げていたのでその影響もあったかもしれません」と話した。

3球団が視察

この日は埼玉西武、巨人、阪神の3球団が視察し、埼玉西武は渡辺GMが視察した。渡辺氏は「四天王の中で一人抜けた存在がいるけど、西君のスライダーは高校生トップクラス。軌道、曲がりの遅さは素晴らしい」と評価した。

また阪神の山本スカウトも「去年からだいぶ成長したと思う」と話した。

昨年夏に輝きを放った甲子園へあと2戦となった。

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視察した阪神・山本スカウトも「去年からだいぶ成長したと思う」と評価した。

自ら申し出て1度ベンチに下がり、手当てを受けた。長沢監督に続投を志願し、11分の中断を経てマウンドに戻った。1死一、二塁のピンチを145キロ直球で4-6-3の併殺に仕留め、得点を許さなかった。「(右足を)つった瞬間に『ちょっとヤバイな』と思ったんですけど、最後まで気合で乗り切ろうと思いました」。9回114球を投げきり、エースに意地を見せた。

一回を三者連続三振で抑えて最高の立ち上がりを見せたが、五回に1点を失った。それでも崩れることは一切なく後続を断ち切り、自分の投球に集中。最速149キロの直球とスライダー、カーブ、フォークを駆使して三振の山を築いた。

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