星稜・奥川恭伸投手が一時逆転許すも自らの2本塁打で決勝へ

星稜高, 奥川恭伸, 寺沢孝多, 小池田樹, 米田武琉, 鵬学園

石川大会準決勝では、鵬学園が終盤に星稜を追い上げ、158キロ右腕・奥川恭伸投手の投球でもその流れを止める事は出来なかった。しかし、奥川投手は打撃でその流れを変えた。

エース温存

星稜は明日の決勝戦を前にエースの奥川恭伸投手を温存した。しかし、他の高校ならエースになれる投手が複数人いる星稜は、3年生の寺沢孝多が6回まで1失点と素晴らしい投球を見せ4-1で終盤戦に入る。

しかし、今大会のダークホースと注目されていた鵬学園は、エースで143キロの速球を投げる米田武琉投手が点差を話されずに我慢を続けると、変わった小池田樹投手も落ち着いた投球で強打の星稜打線を打ち取っていく。そして7回、寺沢投手を3連打で攻略し2点を奪うと、エース・奥川を引っ張り出し、その奥川投手からも2点タイムリー3ベースヒットでついに逆転をした。

奥川投手もマウンドで動揺した表情を見せたが、さらなる追加点を与えずに抑えると、8回には先頭バッターでファウルフライを相手が落とし、打ち直しとなった打席でレフトスタンドにホームランを放った。その後、奥川投手は152キロの速球を中心に鵬学園打線を圧倒すると、延長10回には再び奥川投手が決勝の2ランホームランを放った。

鵬学園もその裏に奥川投手から1点を奪う反撃を見せるが、8-6で星稜が勝利した。奥川投手と小池田選手は中学時代に宇ノ気中で共にプレーし、全国制覇をしている。試合後に、号泣しながら奥川投手と抱き合った小池田選手に、高校での全国制覇を託されると、奥川投手も校歌斉唱をしている間に号泣していた。

内容的には4回3安打7奪三振で2失点(自責点1)と、奥川投手にしては良くなかったかもしれないが、また大きなものを得た試合となったに違いない。今日は小松大谷と決勝戦を戦う。ちなみにこの日は日米5球団のスカウトが視察をしていた。

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先発の寺沢孝多投手(3年)が力投。4-1と星稜がリードしていた7回、寺沢は3連打で2点を返され1点差。無死二塁のピンチでエース奥川が登板した。2連続三振でリードを保ったかに思えたが9番の宮本康介外野手(3年)に左翼に2点三塁打を打たれ、4-5と逆転された。

2発を浴びせた相手左腕・小池田(3年)は、中学軟式で全国制覇を達成した宇ノ気中時代の同僚だ。両足をつりながらリリーフで投げ続けた左腕とは整列後に抱き合い、健闘をたたえ合った。28日の小松大谷との決戦は、涙した旧友、そしてライバルたちの思いも背負い、勝ちにいく。


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