近江バッテリー「あの試合を忘れたことはない」

高校野球ドラフトニュース 2019年ドラフトニュース

近江高校は甲子園練習を行った。昨年夏の準々決勝・金足農戦で2-1とリードした9回裏、まさかの2ランスクイズを決められ、有馬諒選手はしばらく起き上がれなかった。

「今は試合が楽しみ」

昨年夏の近江vs金足農戦は、試合は異様な雰囲気になっていた。吉田投手のいる金足農を球場全体が応援する雰囲気が8回からすでに起きており、9回にはそれに近江の2年バッテリーも飲み込まれた。「ボールカウントが先行するだけですごい拍手と声援があって。目に見えない圧力を感じました」と有馬捕手が話す。

そして林優樹投手にもそれが襲い掛かり、ヒット2本と四球でノーアウト満塁のピンチ、そして2ランスクイズを決められた。球場全体が満場の歓声に沸く中、ホームベース上で有馬選手が倒れこみ、微動だにしなかった。

あれから1年、再び甲子園に帰ってきた有馬選手、「林と自分にとって、あの試合が原点」と話す。球場全体が相手を応援する声は、トラウマも感じる物だろう。それでも、「やってきたことをやるだけ。今は試合が楽しみ」と話した。

球場で観戦するのに、応援することは構わないが、観客自体が無責任に面白さを求め、雰囲気にのまれて球場全体応援になってしまうのは好きじゃない。戦っている相手も高校生、何年も必死に野球の練習に取り組んできた選手だ。当事者じゃない観客は、戦っている両ナインに声援を送ってほしい。

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昨夏、金足農との試合で九回につかまり、涙をのんだ林は「この1年間、あの試合を忘れたことはない。悔しさをこの場所で晴らしたい」と雪辱を誓った。

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