石川昂弥選手が値千金3ランでパナマに勝利、西投手が6回7K好投

石川昂弥, 韮澤雄也, 西純矢, 森敬斗

侍ジャパンU18代表は、この日もパナマの先発左腕に5回途中まで2安打に抑えられる苦しい試合展開となったが、石川昂弥選手の値千金の3ランホームランで勝利した。

内野守備と左腕投手への課題

侍ジャパンU18代表は、この日も相手が左腕投手をぶつけてくると、4回まで1安打に抑えられた。また、2回にはこの日ショートに入った武岡龍世選手が、正面のゴロをやや下がって捕球しながらも余裕があったが、ファーストへワンバウンドの送球をしてしまいエラーとなった、そして2アウト1,3塁からファースト方面へのボテボテのゴロを打たせると、西投手が捕球したものの、ファーストの韮澤雄也も捕球のために前に来ており、セカンドの坂下翔馬選手のカバーが遅れ、結果ヒットとなったが内野手の連携ミスにより1点を与えてしまった。

アメリカ戦、台湾戦に続きこの日も内野手の守備に不安を見せた。ファーストにランナーがいた事もあり、坂下選手の判断は難しかったが、韮澤選手、坂下選手は普段はショートを守っており不慣れな面があった。ただ、このプレーはやや難しかったかもしれない。しかし武岡選手の悪送球は、その後にショートゴロを2度捌いたものの、送球にやや不安そうな所を見せており、イップスになりかねない怖さを感じた。

武岡選手はショートでの捕球の時の体の使い方のバリエーションが少なく、捕球からスローイングへの繋がりにやや課題があり、身体能力で補っている所がある。フットワークで捕球からスローイングまでの流れが自然にできていないと、考えてしまいこのような不安を感じてしまう。プロのキャンプでも緩い正面のゴロを繰り返し行うが、捕球からスローイングが考えずに自然にできるようにするために繰り返し、地道にやっていく必要がある。

起死回生

しかし、この日は先発した西純矢投手が素晴らしい投球を見せた。ストレートは145キロ前後を記録し、その威力とスプリット、スライダーの沈む球で空振り三振を奪い、そして外角への制球も抜群で見逃し三振も奪う。6回を投げて4安打7奪三振1四球で、2回のエラーがらみからの1失点に抑えた。

そして5回、先頭の森敬斗選手が抑えられていたブラウン投手から、ライト線へ痛烈な当たりを見せ、3ベースヒットとした。続く武岡選手が三振に倒れたものの、3番で3回にキレイなヒットを打っている3番・韮澤選手が追い込まれながらもボールを選び四球を奪って4番に繋げる。そして4番・石川昂弥選手が、打った瞬間にわかるレフトスタンドへのホームランを放った。

石川選手の打撃は、想像の1段、2段上を行っている。変化球の見極めが素晴らしく、追い込まれてからの厳しい球もファウルをして対応できる。そして、やや打ちやすいストレートだったとはいえ、外角のスライダーの後のインコースの真っすぐをしっかりと振りぬいた。高校生ではずば抜けている。

また韮澤選手が四球が大きかった。4番に繋げるものだったし、好投を続けていたブラウン投手を引きずり下ろすものとなった。

スーパーラウンドへ

侍ジャパンはスペイン戦とパナマ戦で接戦を制し、アメリカ戦ではもらった四球とつなげる打撃で大量得点を奪ったものの、すさまじい追い上げを受け、この試合も接戦だった。コーチの怒鳴りも聞かれるなど簡単な1次ラウンドではなかったが、苦しみながらこれを突破した。

グループBからは日本、アメリカ、台湾が進出を決め、侍ジャパンは1勝1敗でスーパーラウンドを迎える。

侍ジャパンU18日本代表メンバー(2019)一覧


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