山梨学院高校は2020年のセンバツ出場が決まり、2018年の夏から4季連続の甲子園出場となる。昨年は3番・野村健太、4番・相沢利俊という重量打線で挑み、センバツ1回戦の札幌第一戦では1回に10点、合計24点を奪う猛打を見せた。
今年は足のチーム
昨年の重量打線は猛打を誇ったものの、センバツ2回戦の筑陽学園戦では2-3で敗れ、夏の甲子園初戦の熊本工戦も延長11回の末に2-3で敗れるなど、接戦で勝てなかった。
今年はそんな強力打線の中軸が抜けたが、足を生かした繋がりの良い打線が評価されている。1番を打つ渡辺嵩馬選手は50m5.9秒の俊足があり、主将で2番の功刀史也選手も50m6.0秒の俊足を見せ、昨年秋は犠打7つを記録した。外川温大選手、橘田陸斗選手も足があり、吉田監督は「進むのか、止まるのか。足の速さを生かす瞬時の判断力は実戦練習の中でしか養えない」と話し、実戦練習を重ねる。
ただし、主軸の小吹悠人選手、栗田勇雅選手も安定感があり、打点をしっかりと取ってくれる信頼感がある。打線の繋がりではセンバツ出場校でもトップクラスと言える。
来月の練習試合解禁から実戦をさらに重ね、打線の繋がりが磨かれた状態でセンバツを迎えれば、昨年のように球場を驚かせる猛攻を見せるかもしれない。接戦となった試合にも強さを見せられれば、昨年を超える成績を残すことができる。
50メートル5秒9の渡辺嵩馬外野手(2年)を筆頭に、外川温大外野手(2年)、橘田陸斗内野手(2年)と今季は俊足ぞろいだ。主将の功刀史也内野手(2年)も50メートル6秒0。昨季は足だけでなく、チーム最多の7犠打でも貢献した。
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