高知高校の新2年・森木大智投手「春で150キロは出ると思う」

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中学時代に軟式で150キロを記録して注目された高知高・森木大智投手が、昨年に反省と今年への抱負を語った。

高校デビュー

注目される中でデビューした森木大智投手は、5月の春季四国大会で147キロを記録すると、夏の高知大会では148キロを記録した。夏は3試合17回を投げて3失点の見事なピッチングを見せたが、明徳義塾の壁を越えられなかった。

その後、8月中旬に右ひじの違和感でノースロー調整となる。秋季大会では高知大会の準々決勝、高知中央戦で打者一人に対して投げ復帰したものの、チームはその試合でコールド負けしセンバツ出場もかなわなかった。

森木投手「甲子園に行けるんじゃないかという余裕が自分やチームにあった。自分自身に厳しくできなかった。これぐらいでいいやろというのがあった」と話し、森木投手自信も、そしてチームも森木がいれば普通に甲子園に出られるという雰囲気になってしまったという。注目される中で「周りの目ばかりを気にして、自分を見失った」と話し、仲間からは「もっとやれるやろ」と、厳しい言葉をぶつけられた。「認めればいいけど、図に乗っているところがあった。強がって反発した。幼かった」と振り返る。

長いオフとなった冬に家族の応援やチームメイトと相談に乗ってもらう中で徐々に、再び向上して甲子園を目指す思いがよみがえり、この冬は高校生となって初の冬のトレーニングに励む。「この冬で力を抜くことを学んだ。以前は力ずくで投げていた。7、8割の力の方が、安定していいフォームで楽に投げられる。7、8割なら、僕は他の人の10割ぐらいは出せる。春で150キロは出ると思う」と話し、150キロを期待させた。

中学時代から教えている浜口監督も「下半身が強くなって、膝が曲がらなくなった。それほど力んでなくても、常時140キロは超えていく。胸骨が広がってくれば球速は150キロを超えてくる」と話し技術的なアドバイスを送る。

現時点ではドラフト上位の可能性はあるが、1位候補とは言えない。甲子園出場のチャンスは5回のみで既に2度の機会を逃した。今夏にチームを甲子園に引っ張り上げるような投球を見せられれば、来年はドラフト1位候補として注目されるようになる。

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「このままでいいや」。投げやりになり始めた頃、悩みを相談していた母・仁美さんから、ある自己啓発本を渡された。「読み始めてから気持ちが楽になった。昨年の夏から秋は自分を高めることが欠けていた」。10月6日に早々と公式戦が終った分、自分を見つめ直すことができた。中学時代からバッテリーを組む吉岡七斗(1年)らに相談に乗ってもらい、愛情のある指摘を受けた。

 精神面だけではなく、技術的にも進歩した。「この冬で力を抜くことを学んだ。以前は力ずくで投げていた。7、8割の力の方が、安定していいフォームで楽に投げられる。7、8割なら、僕は他の人の10割ぐらいは出せる。春で150キロは出ると思う」と、自己最速更新に向けて手応えをつかんでいる。

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