九州地区高校野球連盟はこの日、福岡市内で理事会を開き、4月18日開催予定の春季九州大会を5月16日~22日に延期することを決めた。
福岡大会は中止へ
4月18日から大分県で開催される予定だった春季九州大会だが、各県の大会が3月下旬から開催予定となっていたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、全国一斉休校が続き、また使用球場なども閉鎖されるなど開催が難しくなり、4月10日の抽選会までに代表決定が間に合わない事などから5月16日に延期することを決定した。
「日ごろの成果を発揮する場なので何とか開催したい」と高野連の関口理事長は話すものの、4月以降も感染拡大が終息せず、学生生活や部活動が平常に戻らない場合には「大きな判断をしなければならなくなるかもしれない」と無観客の開催、または中止の可能性も示唆した。
また、5月に延期された九州大会に向けた福岡大会を中止することを発表した。代わりに4月11日から行われる福岡地区大会、筑後地区大会、北九州市長杯、福岡中央地区大会の上位2校ずつが、まだ日時、場所などが未定の県大会に進出し、その上位3チームに春季九州大会の出場権を与える。
春季高校野球は冬に成長した選手がその姿を見せる重要な大会で、開催がされないと多くの高校生の進路に影響が出ることが予想される。四国大会は既に中止が発表されており、今後、各地の春季大会の動向が注目される。
高校野球春季九州大会を延期 西日本スポーツ紙面 2020/3/9
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