中京大中京はこの日、野球部員が取材に応じ、プロが注目する選手たちが、それぞれの進路についても話した。
三者三様
遊撃手の中山礼都選手は、「練習自粛期間も、目標はぶれずにプロ一本でやってきた。小さい頃からの夢です」と話し、プロ志望を表明した。
高い身体能力を持ち、高校通算15本塁打のパンチ力を見せる遊撃手で、「悔しかったけど、自分はここで終わりではない。スカウトの方は、練習や練習試合を見に来てくれる。そこでベストパフォーマンスを出したい」と、練習、そして愛知代替試合、甲子園交流戦でもアピールを続ける。
強肩と安定感が評価される印出太一選手は、進路については発言をせず、春夏の甲子園が中止になったことについても、「残念に思ったけど、世の中の状況や流れに沿っていかないと。高校生とはいえ、大人に近づいている段階なので」と話した。
そして最速148キロの速球を投げ、ドラフト上位候補にも名前の挙がる高橋宏斗投手は、「まだ決定ではない」としたものの、「甲子園が中止になって、自分が全国で通用するか、どういうレベルにいるか分からない現状。プロにいくには第一線で活躍することを目標としているので、そのために大学で基礎から学んでいくことが大事」と話し、大学に進学してからプロ入りを目指すことを明言した。
中京大中京は慶応大に進む選手も多く、バッテリーで慶応大に進む可能性もある。
高橋投手は「チーム全体では、公式戦無敗を掲げているのでそれに向かってやっていきます」と話し、代替試合と甲子園交流戦で無敗で終えることを目指す。また個人的に155キロを目指してこの日も35球の投球練習を行ったが、「感覚的には確実に150キロ出ていると思う」と話した。
3人はそれぞれの道を目指すため、この夏の戦いに進んでいく。高橋投手の150キロ到達は確実視される。
強打好守の中山礼都(らいと)内野手(3年)は、正式にプロ志望を表明した。高校通算15本塁打を誇る左打ちの遊撃手は「練習自粛期間も、目標はぶれずにプロ一本でやってきた。小さい頃からの夢です」と決意を語った。
プロスカウトらから高い評価を受ける注目選手だが「甲子園が中止になって、自分が全国で通用するか、どういうレベルにいるか分からない現状。プロにいくには第一線で活躍することを目標としているので、そのために大学で基礎から学んでいくことが大事」と進学を希望していることも明かした。プロでは即戦力で活躍することへの思いを強く持つため、コロナ禍のなかで冷静に自己分析し、将来へのプランを描いている。
地元・中日などが1位候補にも挙げていたが、高橋は「まだ決定ではない」としながらも、「70%くらいは進学で考えている。甲子園が中止になって、全国と比べて、自分のレベルが分からない。プロに行くなら第一線でやりたいので、大学で基礎から学ぶことも大事」と思いを語った。
「個人としては(夏季)愛知県大会で155キロを出す。チームとしては公式戦無敗を掲げているので、それに向かっています」
自宅待機中には走り込みを重点的に行い、コンディション維持に努めた。すでに今月2日から投球練習を再開し、この日は力を入れて35球を投球。「感覚的には確実に150キロ出ていると思う」と笑った。
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