盛岡大付のサイドハンドエース・大久保瞬投手が最速147キロを記録し、夏2連覇中の花巻東の優勝を阻止した。
小柄なエース
大久保瞬投手はこの日、5回からマウンドに登場した。背番号2ケタ台を付けた他の投手に比べても、173cm69kgの体は小さく見え、背中の背番号1の存在感が強い。
しかし、投球を始めるとその「1」が躍動する。サイドスローから投げられる球は常時140キロ台を記録し、この日は夏連覇をしている花巻東に対して、自己最速を3キロ更新する147キロの強いストレートを突き刺した。
8回には2アウト1,3塁のピンチとなるが、相手の4番に対し、高めのストレートで空振り三振を奪った。5回を投げて4安打無失点、素晴らしいリリーフ投球だった。
今大会はこれまで3試合に登板し、9回1/3を投げてまだ無失点が続く。25日の決勝では一関学院と対戦するが、「粘り強い投球をしたい」と話した。
この日は阪神、中日の2球団のスカウトが視察、花巻東の水谷公省選手や松本遼大投手選手などと共に、大久保投手もチェックしたものとみられる。

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先発で4回2安打無失点の石井駿大朗を5回から救援。「自信のある真っすぐを投げ続ける」が信条で8回2死一、三塁でも4番の大和田を高めの直球で空振り三振。5回4安打無失点で視察した阪神、中日のスカウト陣をうならせた。
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