飯山高校で、昨年の夏の甲子園を経験している146キロ右腕の常田唯斗投手に、この日は8球団のスカウトが視察をした。
雨の中で
この日は試合が何度も中断するくらいの雨の中で行われ、常田唯斗投手も「指もボールもぬれた。ボールは拭いても、水がにじみ出てきた」と話すなど、厳しい条件だった。
その中で7死球に3つの暴投と、本来のピッチングは出来なかったが、それでも最速は142キロで11個の三振を奪い、8回を投げて6安打4失点、5回以降は無失点に抑えて10-5で勝利をした。「雨が降っている時はひどかったけど、後半は指に掛かったボールを投げられた。修正に時間がかかったけど60、70点です」と話した。
この日は8球団のスカウトが視察に訪れた。
横浜DeNA・河原アマスカウトグループリーダー:「体形がいいし、バランスもいい。肘が柔らかく、コンパクトにシャープに投げられる。素材として面白い」
広島・高山スカウト:「悪いなりに修正しようという意識が見える。質はいい。将来性を感じる」
昨年夏の甲子園でも、奪三振は多いものの、ヒットでランナーも結構背負う所があったが、この日の投球は置いておいても、投球スタイルとしては同じような課題が残っていると感じる。
しかし、昨夏に144キロを記録し、今年は体重を3kg増やして146キロを記録している。三振を奪える真っすぐは重そうな球質で、変化球のキレを磨いて行ければ楽しみな感じがする。素材を評価してのドラフト会議での指名がありそうな感じがする。
常田投手は「プロを目指している」と話す。次戦では晴天になってほしい。
集まった8球団のスカウトも、素材の良さを再確認した様子。広島・高山スカウトは「悪いなりに修正しようという意識が見える。質はいい。将来性を感じる」と指摘。DeNAの河原アマスカウトグループリーダーも「体形がいいし、バランスもいい。肘が柔らかく、コンパクトにシャープに投げられる。素材として面白い」と182センチ、78キロの右腕を評価した。
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