兵庫県高校野球大会では明石商が加古川東に7-0で勝利、ドラフト1位候補の来田涼斗選手が高校通算34号ホームランを放った。
ライトへ
来田涼斗選手はこの日、2回2アウト満塁の場面で打席に入ると、ライト前に先制の2点タイムリーヒットを打つ。そして4-0の6回には、インコース高めの初球を振りぬくと、打球はライナーであっという間にライトフェンスを越えて植え込みに飛び込んだ。
推定飛距離110m、高校通算34号となる3ランホームランを放った。4打数2安打5打点の活躍だった。
「点が欲しかったので1本出たのはうれしかった」と話した来田選手、ランナーのいる場面で悉く打点を挙げた。昨年センバツでも智弁和歌山戦でサヨナラ弾を放っているが、勝負強さについて聞かれると「みんなが繋いでくれるから」と謙虚に話した。
この日は7球団12人のスカウトが視察をし、北海道日本ハムの吉村GM、横浜DeNAは三原代表も駆け付けた。
中日・中田宗男アマスカウトアドバイザー:「甘い球を1球で仕留めるよね。力強さ、するどさがある。甘く入ると持って行かれるね。1日2、3本打てるだけのスピードは持ってる。」
阪神・熊野スカウト:「下半身を使ったスイングが出来てバットスピードもある。力強くなっているし、ブレもなくなってきている。目立つところで打つのは持って生まれたもの。本当に楽しみな選手ですよ」
巨人・岸スカウト:「期待に応えるスター性は持って生まれたもの。丸みたいになれる可能性がある」
これまでと同じく勝負強さを評価し、さらに昨年よりもさらに鋭さが増したスイングを評価した。
外野手としての肩、足などをチェックし、来田選手はドラフト1位で指名されるとみられる。
初回は一ゴロに倒れ「前に突っ込んでいたところがあった」と修正し、2回2死満塁では先制の2点右前打。好感触が残るまま豪快弾へつなげた。4打数2安打5打点と勝負強さを発揮。阪神の熊野輝光スカウトからも「下半身でスイングできるようになってきた。目立つところで打つのは持って生まれたもの」と高く評価された。
ネット裏には、甲子園遠征中のDeNA・三原代表が駆けつけるなど7球団が集結。阪神・熊野スカウトは「バットスピードが速く力強さが出てきている」、中日・中田アマスカウトアドバイザーも「甘いタマを1球で仕留めるよね」と評価。
▽中日中田宗男アマスカウトアドバイザー (スイングに)力強さ、するどさがある。甘く入ると持って行かれるね。1日2、3本打てるだけのスピードは持ってる。
▽阪神熊野スカウト 下半身を使ったスイングが出来ている。力強くなっているし、ブレもなくなってきている。
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