二松学舎大付が大森学園に5-6で敗れ、秋広優人選手の高校野球が終わった。この日は10球団のスカウトが視察に訪れるなど注目されており、試合後にプロ志望届を提出することを明らかにした。
10球団が視察
秋広優人選手は投手で先発すると、ストレートは最速140キロで「ボールがいってなくて、ファウルで粘られたり、ポテンヒットを打たれたりしました」と苦しんだ。3回に四球の後、4連打で2点を失い、4回に先頭打者を内野安打で出塁させた場面でマウンドから降りた。
打撃では7回に2アウト満塁で打席に入ると、しっかりとセンター前にはじき返して2点タイムリーヒットを打った。しかし、9回の最後の打席を含め、2つの申告敬遠などで勝負をされず、追いつくことができなかった。
試合後に秋広選手は「自分たちの代は、去年の秋、初戦で負けて、監督さんには迷惑ばかりかけてしまいました。優勝して思いを返そうと思ったのですが、悔しいです」と話した。
しかし、その上で「プロでやれる実力でもない。努力して、通用するように頑張りたい。高校野球で学んだ、人間性が大事だということ。それをこれからの人生に生かしたいです」と話し、プロ志望を明言した。
144キロの200cm右腕、また高校通算23本塁打の左の強打者に、この日は10球団のスカウトが視察し、福岡ソフトバンクの作山アマスカウトチーフ補佐は「投打にわたって将来性のある選手」と評価した。
プロ志望届も近日中に提出され、おそらく、プロ志望高校生の合同練習会にも参加し、秋を迎える事になる。現時点では素質を評価した球団がドラフト5位前後で指名をするのではないかとみられる。

改めてプロ志望を明言。その上で「プロでやれる実力でもない。努力して、通用するように頑張りたい。高校野球で学んだ、人間性が大事だということ。それをこれからの人生に生かしたいです」と前を向いた。
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