来年の目玉、152キロ右腕の市和歌山・小園健太投手に中日、広島、DeNA、ソフトバンクが視察

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秋季高校野球和歌山大会では、来年のドラフトの目玉と注目される市和歌山の小園健太投手の視察に、中日、広島、横浜DeNA、福岡ソフトバンクの4球団のスカウトが視察をした。

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最速は148キロ

この日は県大会2次予選で南陵と対戦した市和歌山、184cm85kgの体から最速152キロの速球を投げる小園健太投手が先発した。

しかし3回に2本の二塁打などで2点を奪われると、3回からは得意のカットボールとツーシームを多投し、そして7回からはギアを上げると、最速148キロを記録した。「序盤は真っすぐで押そうと思っていたが、打たれたので変化球を主にした。80の力で投げて打たせて取れた。後半でマックスのストレートが投げられた。自分が成長できていると思えます。球速にこだわってませんが、調子の良さのバロメーターにはなります」と話した。

この日視察した4球団のうち、中日の山本アマスカウトチーフ補佐は「抑え気味に投げていても、角度のある球を投げる。変化球のコントロールが良いし、来年の目玉になってくる投手」と評価した。

小園投手は150キロ台のストレートに、140キロ台中盤を記録するツーシームなど速い変化球が特徴で、ストレートの良い時はこの速い球の変化も鋭く、面白いように三振を奪える。この日は8回コールドで勝利し、どちらかというと自分の中でテーマを持って投げていたようだが、10月3日の準決勝は智弁和歌山と対戦をすることがきまり、底に向けた投球にも感じられる。

まずは来年のセンバツに向けて、準決勝で勝利すれば近畿大会出場が決まる。「和歌山で一番になって近畿大会に行きたい。秋に勝って、甲子園で投げたい」と話し、甲子園出場に意気込みを見せた。

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ネット裏で視察した中日の山本将道アマスカウトチーフ補佐は「抑え気味に投げていても、角度のある球を投げる。変化球のコントロールが良いし、来年の目玉になってくる投手」と高評価。中日以外にも広島、DeNA、ソフトバンクと4球団のスカウトが視察していた。

 来秋ドラフト候補で最速152キロ右腕の市和歌山・小園健太投手(2年)が先発出場。8回8安打10奪三振2失点、この日の最速は148キロをマークした。「序盤は真っすぐで押そうと思っていたが、打たれたので変化球を主にした。80の力で投げて、打たせて取れた。7、8回は全力でいった」と、直球と変化球を巧みに操り、完投勝利をあげた。

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