センバツに出場する天理高が紅白戦を行い、プロ注目の193cmから146キロの球を投げる右腕・達孝太投手が7回を投げた。
フォーク狙われ
達孝太投手はこの日の紅白戦で先発すると、今年最長となる7イニングを投げたが、10安打を許し6失点、2本のホームランを浴びた。
ストレートは144キロを記録し、低めのコースに決めたものの、フォークボールが落ちずに狙われた。「今日は全然ダメだった。今年はフォークがいまいち。直球とフォークはぼくの投球のキー。精度を高めていかなければ」と話した。味方打線ということもあり、攻めきれない事も失点につながった。
それでも7回で8つの三振を奪った。下半身主導のフォームに取り組み、「下半身の力の使い方は身についてきた」と話す。来週には練習試合が解禁となる。「まだ感覚が戻っていない。試合の中でなければ実感できないので」と話し、センバツまでに実戦で感覚を磨いていく。
この日はオリックスの谷口スカウトが視察した。投球内容はよくなかったものの「長身で角度があるし、楽しみな素材です。変化球の決め球もあり、ここ一番の球に力がある」と評価をした。
193cmの長身右腕がセンバツで目標としている「150キロ」を記録し、フォームで三振を奪う投球を見せられれば、今年のドラフト上位候補として名前が入ってくる事になる。

オリックスの谷口スカウトが、28日の天理・達の投球を視察した。7回6失点の結果で、この日は本領発揮の投球内容ではなかったが、谷口スカウトは「(193センチと)長身で角度があるし、楽しみな素材です。変化球の決め球もあり、ここ一番の球に力がある」と評価した。
今秋ドラフト上位候補は「今日は全然ダメだった。今年はフォークがいまいち。直球とフォークが投球スタイルのキーになってくるので、取り戻さないといけない」と、第2日第1試合の宮崎商戦に向けて課題を挙げた。
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