高校野球福岡大会では、139キロ右腕の井生祥太朗投手が6回途中からリリーフで登板し、4回1/3を1安打無失点に抑えた。
二刀流
北筑vs常磐の試合で、北筑の井生祥太朗選手は3番ライトで出場し、3回に左中間への2点タイムリー2ベースヒットを打つなど5打数2安打2打点の活躍を見せた。
6回表まで4-1とリードしていたが、その裏に投手が3点を失った所でマウンドに上がると、「代わりばなでヒットを打たれて逆に気持ちが入った」と最初のバッターにヒットを許したものの、その後は延長10回までの13人をノーヒットに抑えた。
延長10回に1点を勝ち越し、初戦を突破した。4回1/3を投げて1安打5奪三振無失点。山部監督は「よく踏ん張ってくれた。調子が良くないなりに抑えることができたのは成長の証」と話した。
井生投手の叔父は松坂世代。1998年のドラフト2位で広島に指名され、外野手としてプレーし、2012年に引退をしている。その叔父からも「これまでやってきたことを出せば、必ず勝てる」とメッセージを貰っていたという。井生選手は「小さい頃からテレビで見てあこがれていた。いずれはピッチャーでプロの世界に進みたい」と話した。
そして「この夏に140キロを出したい。秋も春も自分が打たれたせいで負けた。自分が抑えてチームを甲子園に連れていきたい」と話す。140キロの大台を記録し、将来のプロ入りにつながる夏にしたい。
父の健太朗さんもスタンドで観戦。叔父からは、LINEを通じて“これまでやってきたことを出せば、必ず勝てる”と激励があった。「小さい頃からテレビで見てあこがれていた。いずれはピッチャーでプロの世界に進みたい」と話す井生。
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