高校2年時に145キロを記録したものの、その後、左足首の骨折という大怪我をし、復活を目指している折尾愛真の稲川竜汰投手に、10球団のスカウトが視察をした。
15奪三振
夏の高校野球福岡大会、シード校の東筑紫学園と対戦した折尾愛真は、大きな怪我から復活を目指す稲川竜汰投手が先発した。
稲川投手は、最速は130キロ後半だったが、ストレートの力とカーブ、スライダーを織り交ぜ、8回以外は毎回となる15個の三振を奪った。4回に2本塁打を浴びるなど4失点、「9回はバテてしまった。」と9回1アウト満塁の場面で2年生の田端投手に交代したものの、6-4でシード校を撃破し初戦を突破した。8回1/3を投げて4安打15奪三振4失点という内容だった。
稲川投手は2年生の6月に最速145キロを記録し注目されるようになった。しかし、8月に左足首を骨折し、手術をして現在でもボルトが入っている中で、12月から投球練習を始めたものの、最速は130キロ台と故障前にはまだ戻っていない。
それでもこの日は156球の熱投を見せた。7回にはノーアウト3塁というピンチを背負ったが、2つの三振とファーストフライで無失点に切り抜けた。奥野監督も「悔しい気持ちをぶつけてくれた。エースとして認めてあげたいですね」と話した。
この日はスカウトの視察情報はなかったが、既に10球団のスカウトが視察に訪れているという。プロ志望届を提出することを決めている稲川投手、次戦にはスカウトが訪れてその投球をチェックすることになりそうだ。

復活を目指す稲川の元にはプロ10球団のスカウトが視察にきている。「目標はプロ」と言う稲川が1年分の思いを込めてますますヒートアップしていく。
昨夏の練習中に左足首を骨折。12月に練習を再開し、少しずつ強度を上げてきた右腕はNPB10球団がすでに視察済みだ。シード校の東筑紫学園相手に「飛ばしていった」と初回から7回まで毎回三振。5回1死から6回まで5者連続もあった。「きょう一番良かった」と話すスライダーをウイニングショットに三振ショーを見せた。1点リードの7回は無死三塁のピンチだったが、「気持ちでいきました」と2つの三振と一飛で無失点。9回途中で降板したが、奥野博之監督は7回の投球をポイントに挙げ「(ケガなどもあった)悔しい気持ちをぶつけてくれた。エースとして認めてあげたいですね」と目を細めた。
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