188cm95kgの左のスラッガーとして注目される市尼崎・米山航平選手が、この日は3四死球で勝利に貢献した。この試合には5球団のスカウトが視察をし、巨人・阪神が評価をしている。
3四死球
この日は2回の第2打席で、カウント2-1ボール球を空振りすると、フルカウントからインコースの球を空振りし三振をした。しかし、5回には腰付近への死球を受けるなど3四死球で、1打数0安打という内容だった。試合は11-1で5回コールドで勝利した。
「もちろん1本出ればうれしいですが、四球でも死球でも塁に出てチャンスメークを、と思っていました」と話した。
この日は巨人、阪神、広島、オリックス、北海道日本ハムの5球団のスカウトが視察をした。
巨人・岸スカウト:「スラッガータイプ。これだけ振れる高校生はなかなかいない。体形が佐藤輝に似ているし足も速い。こういう選手はなかなか出て来ない。ロマンがある」
阪神・熊野スカウト:「佐藤輝の方が体は細かった。足が速く、馬力もある。高校時点でのパワー、体つきは米山の方が上。ただ、佐藤輝の方が柔らかさがあった」
佐藤選手も高校時代は目立つ成績を残したわけではないが、夏の大会以降に強烈な打球を打っていた事が近畿大の監督に注目され、今に至っている。今の時点では体つきなどが注目される中で、打撃でも結果を残したい所。スカウトも実際に打つ打球、姿を待っていると見られる。

この日は、最多3人態勢の巨人、阪神、広島、オリックス、日本ハムの5球団が188センチ、95キロの大器を視察。快音は聞かれなかったものの、巨人の岸スカウトは「スラッガータイプ。これだけ振れる高校生はなかなかいない。体形が佐藤輝(187センチ、94キロ)に似ているし、足も速い。こういう選手はなかなか出て来ない。ロマンがある」と評価した。
佐藤輝が身長187センチ、体重94キロに対し、米山はすでに188センチ、95キロ。高い位置でグリップを据える構えも、本家をほうふつさせる。スイングスピードは160キロを誇り、高校時代の佐藤輝を知る阪神・熊野スカウトは「高校の時の佐藤より、パワー、体格は米山の方が上」と評する。
「もちろん(安打が)1本出ればうれしいですが、四球でも死球でも塁に出てチャンスメークを、と思っていました」と3四死球の2得点を喜んだ。2回の第2打席、フルカウントから伊丹西の右横手投げ・桑名良次(3年)の内角球で三振を食らった。「カット気味で落ちてきた。初めて見た球」と仕方ないと言い、むしろカウント2-1からのボール球を空振りしたことを「あれは反省です」と後悔した。

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