2回戦で2本のホームランを放った国士舘の清水武蔵選手、この日は東海大菅生の本田峻也投手などにチャンスで抑えられた。試合後にプロ志望を表明した。
プロに行くため
清水武蔵選手はこの日、3回に2点タイムリーヒットを打っていたものの、5回2アウト2,3塁の場面ではセンターフライに打ち取られ、東海大菅生を勝ち越すことはできなかった。「欲を出して、でかいのを狙ってしまった。単打を狙っていたら変わっていたかもしれない」と悔やんだ。
清水選手は2回戦で2本のホームランを放ち、高校通算22本塁打を記録する。また捕手や遊撃手として強肩が評価され、50m5.9秒の足も注目されている。鹿児島県出身だったが、「プロのスカウトの目が届くからです」と東京の強豪校・国士舘へ進学した。
試合後には「勝つチャンスはあったが、詰め切れなかった。この先はプロを目標にやっていきたい。打率も打点も本塁打もコンスタントに打てる打者になりたい」と話し、プロ入りを狙う。
この日は広島、福岡ソフトバンクなど8球団が視察した。
オリックス・小松スカウト;「飛ばす能力もあるし、ブレが無い。守備でも声かけができる選手」
北海道日本ハム・坂本スカウト:「野性味があふれていて巨人の元木コーチの高校時代を見ているみたい。器用さがあって今後の成長も楽しみ」
足・打撃・肩のある選手で、これまでも外野手、捕手、遊撃手としてプレーしてきた。将来はどんなポジションでも活きてきそうな身体能力がある。ドラフト会議では下位、または育成で指名が予想される。

スタンドにはソフトバンク、広島などプロ8球団のスカウトが視察。永田昌弘監督(63)が指揮を執った国士舘大学でプレーをしていたオリックス・小松スカウトは「飛ばす能力もあるし、ブレが無い。守備でも声かけができる選手」と評価。日本ハムの坂本スカウトは「野性味があふれていて巨人の元木コーチの高校時代を見ているみたい。器用さがあって今後の成長も楽しみ」と期待を寄せた。
地元鹿児島ではなく、東京の高校でのプレーを選んだ。「プロのスカウトの目が届くからです」。高い志を抱き、故郷を離れて必死にバットを振ってきた。永田昌弘監督(63)が「監督生活35年、右バッターで一番打てる。プロでも(ソフトバンク)今宮選手くらい活躍してもおかしくない」と評するまでに成長した。敗戦後、今後の進路を問われると「プロ1本です」と力強く言い切った。高校野球の悔しさは、大目標の舞台で晴らす。

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