九州国際大付の山本大揮投手がこの夏、初先発をし、強豪・九産大九州を8回7安打10奪三振1失点に抑えた。この日は8球団10人のスカウトが視察をしている。
自己最速タイの146キロ
山本大揮投手は6月に右脇腹を痛め、今大会は初戦の2回戦は登板セず、3回戦はリリーフでの登板となっていた。この日の試合前に楠城監督に「治りました」と直談判し、先発のマウンドに立った。
山本投手は初回から全開投球を見せ、140キロ台のストレートと得意のカットボールで最初のバッターを三振に斬ると、続くバッターにからも三振を奪う。3番にヒットを許したものの、4番バッターにもカットボールで三振を奪った。
この日は徐々にペースダウンしていった。5回には失点を許す。しかし「制球が乱れて5回は点を取られたけど、そのあとに立て直せたのは良かったです」と8回まで粘った。9回には救援を仰ぎ、「初回に飛ばしすぎた。次はペース配分を考えます。思ったより三振が多くて、球数が多くなってしまった」と話したものの、8回7安打10奪三振1失点と好投を見せた。
この日は東北楽天、オリックス、阪神など8球団10人のスカウトが視察した。阪神の前田スカウトは「一番はゲームメーク。必ず作れるピッチャー。成長している。常時140キロ台が出るし、カットボールのスピードも上がった。しっかりコントロールされていた。現状では状態も良いし、他球団も評価しているのではないかな。」と評価した。

被安打7、2四球を与えながらも最少失点に切り抜けた。阪神の前田忠節アマスカウトも「一番はゲームメーク。必ず(試合を)作れるピッチャー。球も走っていたし、コントロールの精度も良かった。春から比べるとかなりの成長が感じられる」と高評価だ。「現状では状態も良いし、他球団も評価しているのではないかな」と証言する。
6月に右脇腹を痛め、初戦の2回戦は登板なし。3回戦ではリリーフ。この試合前に「治りました」と楠城徹監督に告げて先発し、うっぷんを晴らした。指揮官は「これがあいつのスタイル。粘りと負けん気」と称えた。打撃でも2回1死二塁で右前に先制適時打と、まさに大黒柱の活躍だ。楽天、オリックスなど8球団10人のスカウトが視察。阪神の前田忠節スカウトは「成長している。常時140キロ台が出るし、カットボールのスピードも上がった。しっかりコントロールされていた」と評した。
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