夏の高校野球東東京大会では、修徳vs小山台の準決勝が行われ、プロ注目の修徳・床枝魁斗投手が延長10回を完封し勝利した。
精神力
床枝魁斗投手はこの日は自己最速の146キロに迫る145キロを記録し、プロも注目する投手。
この日は9回まで無失点を続けるものの、小山台も継投で失点を許さず、0-0のまま延長に入った。雷で8分間の中断をした後の10回に、2つの四球を与えるなど制球が乱れ、1アウト1,2塁となった。
しかし、そこで再び雷で中断すると、「疲れなのか、右足に体重を残せないうちに投げていた。それを修正した」とフォームを修正し、再開後は空振り三振とショートゴロに打ち取った。その裏に味方がサヨナラ満塁弾を放って勝利し、床枝投手の奮闘に答えた。
荒井監督は「2年半やってきてそういう修正ができる子なんです」と話し、試合中でもフォームの修正ができる投手と評価をした。
またこの日、視察した北海道日本ハムの多田野アマ兼プロスカウトは「雷も含めて何度も崩れそうな要素はあったが崩れない。絶対に先に点は与えないという気持ち、辛抱できる点が魅力。こんな精神力が強い投手はそうはいない。これは鍛えて鍛えられるものではない。」と精神的な強さを評価し、さらに「投球に関して言えば、右打者のアウトコースのスピンの効いた球筋が素晴らしいね」と評価した。
準決勝は優勝候補筆頭の関東第一と対戦する。強い精神力を持つエースは「関東第一を倒すためにやってきた。やっとその土俵に立てる」と話した。

視察に訪れた日本ハム・多田野スカウトも「雷も含めて何度も崩れそうな要素はあったが崩れない。精神的に強い投手。これは鍛えて鍛えられるものではない。投球に関して言えば、右打者のアウトコースへのスピンの効いた球筋がすばらしいね」と絶賛した。
「2年半やってきてそういう修正ができる子なんです」と荒井高志監督。自分で考えて問題点を見つけ、修正する。ネット裏で視察した日本ハム・多田野数人アマ兼プロスカウトは「こんな精神力が強い投手はそうはいない」と評価した。

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