智弁和歌山のエース・中西聖輝投手が、夏の甲子園大会決勝の優勝投手となり、試合後にはプロ志望届の提出を明言した。
エース
智弁和歌山は、智弁学園との決勝戦で背番号18の伊藤大稀投手を先発マウンドに送ったものの2回に2失点、4回にもノーアウト1,2塁のピンチとなった。
そこで登板したのがエースの中西聖輝投手で、1アウト2,3塁とされてから、得意のフォークで2者連続三振を奪って無失点に抑え、流れを断ち切った。5回意向もヒットは許すものの、140キロ台のストレートとフォークで無失点に抑え、9回までの6イニングを5安打8奪三振無失点に抑えた。
9回の最後は三振を奪い、マウンド上で大きく飛び上がるようなことはなく、落ち着いた形でガッツポーズをみせた。貫禄の投球だった。
試合後、将来について聞かれると、「野球を始めてから、なりたいと思ってきた」と話し、プロ志望を明言した。中西投手は147キロの速球を投げ、パワーピッチングを見せていたものの、この夏はフォークボールなど変化球を巧みに操る投球も見せる。
持っている能力は高く、甲子園の優勝投手という実績を加えたが、ドラフト会議で指名が確実にされるという感じでは現時点ではなく、今後、この優勝と甲子園、和歌山大会の投球が総括され、あらためて高く評価した球団が、実績と将来性を込みで指名をするかどうかという所か。
中西投手も評価は感じているようで、「これからも追い掛けたい」と話し、「この経験を必ず先のステージでも生かして、優勝投手になれたということに自信を持って投げ続けたいと思います」と、将来に渡ってプロ入りを目指す決意を示した。


イチロー氏に「“ちゃんとやりましたよ”と伝えたい」と話した147キロ右腕は、同氏も手に入れられなかった「甲子園優勝投手」の栄誉を手に、次のステージへ向かう。「野球を始めてから、なりたいと思ってきた」とプロ志望届を提出することを明言。
全国制覇を成し遂げ、次に見据えるのはプロの世界。「この経験を必ず先のステージでも生かして、優勝投手になれたということに自信を持って投げ続けたいと思います」と力強く話した。



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