京都外大西の西村瑠伊斗選手選手がこの日、夏初戦を迎えると、9球団のスカウトが視線を送る前で高校通算51本目となるホームランを放った。
オリックス6人態勢
西村瑠伊斗選手はこの日、1番ライトで出場すると、初回の第1打席では相手の洛北高校が外野手4人のシフトを取った。しかし、この打席で落ち着いて四球を選ぶと、2回は普通の守備隊形の中でセンターフライを打った。そして、4回先頭の第3打席で再びシフトを取られたが、外野手の頭を大きく越えるライトスタンドへの特大のホームランを放った。
「直球を軽く振って捉えられたので良かった。」と話す西村選手は、5回に一塁強襲のヒットを打ち2安打を記録した。7回には二盗を決めたがその際に両足をつり、そのまま交代した。
足、肩、そして長打力がそろう西村選手には、この日は9球団のスカウトが視察し、オリックスは6人態勢で視察をした。中日の山本スカウトは「これまで4試合を視察して4本塁打。無駄な動きがなく、コンパクトに振れていてパンチ力もある」と評価した。この日も大勢のスカウトの前で長打力や足のアピールに成功し、この日で指名候補として大きく前進することになったかもしれない。
次戦は春に京都大会を制覇した西城陽との対戦となる。西村選手は「やることは変わらない。泥臭く西高の野球をやって勝ちきりたい」と話し、「甲子園で60号を打てたらいいな」とホームランの量産も宣言した。


再び外野4人シフトとなった4回に一発を放つと、5回にも一塁強襲安打。2安打2打点の活躍で6人態勢のオリックスをはじめ多くのスカウト陣をうならせた。7回に二盗した際、両足のふくらはぎをつって交代も、試合後は軽症を強調した。

「1番・右翼」で先発した左の強打者をプロ9球団が視察した。4―0の4回無死、西村は3ボール1ストライクから右腕の直球を捉えた。「外野を越えればホームランになる。しっかり捉えられた」。相手は三塁手を外野に配置する“西村シフト”を敷いてきたが、お構いなしに強烈なライナーを右翼席に運んだ。中日・山本スカウトは「これまで4試合を視察して4本塁打。無駄な動きがなく、コンパクトに振れていてパンチ力もある」と絶賛した。

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