侍ジャパンU18代表はこの日、香港と対戦し、浅野翔吾選手が走塁で、松尾汐恩選手がバットで見せた。
野性的な走塁
浅野翔吾選手はこの日、初回の先頭打者でヒットで出塁すると、黒田義信選手の犠打で2塁に進んだが、一塁手のプレーが遅いと見て三塁に進み、悪送球を呼び込んでホームへと還った。「三塁ベースがガラ空きだったので、躊躇なくいきました」と話した。
前日にパナマ戦では4回にヒットを打ったあと2塁を狙ったがアウトとなり、結果的に暴走となった。馬淵監督からも「あれで流れが変わった」と叱責を受けており、この日の走塁では「昨日、雑な走塁をしてしまったので、切り替えてできました」と話した。
この日は続く打席でもヒットを打って2安打、1次ラウンドの4戦目までで12打数7安打4打点の活躍を見せている。視察しをしている巨人の岸スカウトも「隙を狙う走塁は素晴らしい。野性的な勘も持っている」とこの日の走塁を評価した。
また、代表の3番を打つ松尾汐恩選手は、初回にライト前ヒット、2回にはノーアウト2,3塁のチャンスにセンター左へのタイムリーヒットを記録した。ここまで4試合で12打数6安打4打点、木製バットに「逆方向に打つのがより大切になってくるかなというのは、ボールの見え方にも感じます」と、3本は逆方向へのヒットで結果をのこしている。
今年の高校生野手でトップクラスと評価される二人が、ともに木製バットで結果をのこしており、その能力の高さを改めて証明している。ただし、これからのスーパーリーグなどで戦う相手は150キロ級の球を投げてくる投手が出てくるはずで、そこでどのような打撃をするのか注目したい。


4試合全てで安打を放つなど12打数7安打4打点で打率はチームトップの・583、6得点と7安打は大会トップタイと快進撃をけん引する。視察した巨人・岸敬祐スカウトも「隙を狙う走塁は素晴らしい。野性的な勘も持っている」と称えた。

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