京都国際の１４３キロ左腕・杉原望来投手がロングリリーフで無失点投球、阪神・広島・ロッテなど視察

春季高校野球京都大会では、京都国際の143キロ左腕・杉原望来投手がリリーフで好投を見せ、阪神・広島・千葉ロッテなどのスカウトにアピールをした。

プロ志望

杉原望来投手はこの日、龍谷大平安戦で先発はしなかったものの、3回途中から2番手で登板すると、9回までの6回2/3を3安打無失点に抑える好投を見せた。タイブレークとなった延長10回も無失点に抑えると、その裏に先頭打者で打席に立ち、センターオーバーのサヨナラ打を放った。

龍谷大平安には昨年秋にコールドで勝利をしているが、近畿大会で結果を残してセンバツに出場をしている。杉原投手は「コールド勝ちしたのに、僕らは甲子園に行けず、平安さんは行った。試合前に絶対に倒すぞとみんなで話していました」と話す。

サヨナラ打については「最後は正直、バントのサインでしたけど。平安さんがものすごいプレスをかけてきたので。ショートかセカンドゴロを打てばチャンスが拡大できると思っていたんですけど、センターを越えていきました」と話した。

卒業後は進路をプロ一本としている。昨年のチームのエースで、昨年のドラフト4位で横浜DeNAに指名された森下瑠大投手を追いかける。この日は阪神、広島、千葉ロッテなど複数球団が視察をしており、甲子園に出場することでその夢を手繰り寄せたい。