最速152キロの速球を投げる左腕投手として、ドラフト上位候補に名前の挙がる享栄の東松快征投手が、愛工大名電との準々決勝で先発するも2回7失点で降板し、最後の夏が終わった。
プロに行きたい
最速は149キロを記録した東松快征投手だが、初回の立ち上がりに四球でランナーをためてしまうと、暴投とタイムリー安打などで3失点をしてしまう。2回にも修正ができず、4安打を浴びて4失点し、2回途中7失点で降板した。
愛工大名電の打者が東松投手の対策をしてきており、「以前と構えが違う。ベースに近づき、左肩を入れるようにしていた。ストライクゾーンが狭く感じた」と話す。死球と四球でランナーを許してしまった。「1回が全てだった。情けない投球で期待を裏切ってしまった」と話した。
それでもこの日視察したスカウトからは、
東京ヤクルト・橿渕スカウトグループデスク:「大学生を含めても、左投手で球が強いのは希少性が高い」
東北楽天・愛敬アマスカウトグループマネジャー:「高校生トップクラスの直球を投げる。将来が楽しみ。」
中日・清水スカウト:「素材は間違いない。今日だけで判断できない。10月まで追いかける。」
巨人・木佐貫スカウト:「力投型の本格派。球速は出ていた。」
と評価されていたが、「課題はコントロール」という指摘も聞かれた。
進路について東松投手は、「プロに行きたいと思っている。何位になるか分からないし、指名漏れするかも分からないが選んでいただけるのであれば」と話し、「この悔しさは忘れることはないと思う。自分の強みのストレートを軸に、レベルアップしていく」と成長を誓う。そして「いずれメジャーでサイ・ヤング賞をとりたい。菊池雄星投手みたいになりたい」と話し、世界の頂点に立つと話した。
課題は残ったように思える。しかし、152キロの速球を投げる左腕投手はなかなかいない。ドラフト会議では2位前後で指名されると予想する。






コメント
中日は東松投手さえ取ってくれればいいです。