北海高校はセンバツ大会前の最後の練習試合を行い、エースで新2年の松田収司投手と、3番遊撃手の幌村魅影選手が調子を上げてきた。
大阪桐蔭戦に向けて
精華高と練習試合を行った北海は、まずエースの松田収司投手が6回3安打7奪三振無失点の好投を見せた。初回をわずか8球で三者凡退に抑えると、4回から5回までは4者連続三振も奪い、その後、ランナーを背負う場面もあったが6回を無失点に抑えた。
松田投手は2月下旬にインフルエンザにかかって体重が落ち、3月の関東遠征では立ち上がりに打ち込まれる場面もあった。それでも関西入りした後は、3月14日の高野山戦でも9回を完投しており「スタミナは問題ない。前より調子が上がってきて良い感じ」と話した。
また打線の核も結果を残した。昨年夏の甲子園でもショートで出場していた幌村魅影選手がこの日、3番で出場すると初回に1アウト3塁の場面でライト前にタイムリーヒット、続く3回にもタイムリー2ベースヒットで2安打2打点、右中間の大きな当たりに「あれは自分の中で1番良かった。芯でセンター方向に捉えられたのは上出来だった」と話した。
幌村選手はこの春の打撃不振になっており、チームの不動の3番打者だが、練習試合9試合のうち4試合が6番での出場だった。「ショックだった。打席で打とう打とうという気持ちが先走って、力が入っていた」と話したが、「今日はリラックスできていた。バットが素直に出てきた」と話した。
初戦は大阪桐蔭と対戦する。松田投手は「浮いたら打たれるので気を付けて投げていきたい。いつも入りが悪いので毎回良い入りができるように調整していきたい」と話すと、幌村選手も大阪桐蔭の投手陣を想定し「いいピッチャーだと思うけど、同い年なので力負けしないように」と話した。
いつも通りの北海の戦い方ができれば、大阪桐蔭と勝負できる形になると思う。甲子園の雰囲気を十分楽しむ形で試合ができれば良い。



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